ブダペスト〜スロバキア〜アウシュビッツ(ポーランド)、400km2区間

10月11日(土曜):ハンガリーからスロバキアに向かう。


ホテルの前はブダペスト近郊の鉄道路線があって、電車が走る。
しばらくドナウ川沿いの道を走り、その後渡る。
ドナウ川記念に写真を撮る。


何か店の中にバイクが並んでいるのが見えた。戻って見に行くと、カフェだった。すごいきれいなCB550、値札が付いているが確認できない。
地方国道といった雰囲気の道を北上していく。
不思議なオブジェを発見。


ほどなくしてスロバキア入国となる。かつての出入国検査ゲートは寂れていて、時代に置き去りにされてしまったようだ。

スロバキアに入ってすぐのガソリンスタンドでコーヒー休憩をしていると、若い夫婦が話しかけてきた。給油を終えた旦那さんが奥さんに「この人日本からバイクで走ってきたんだって」と言うと、お姉さんが筆者に「スロバキアは初めて?」と聞く。「そうなんですよ~」と答えると、「えー、じゃ、なんかプレゼントしなきゃー」とスタンド内のコンビニでチョコレートを2つ買ってきて「これスロバキアのチョコだから」と言って筆者にくれた。サンキューです。


スロバキア入国を示す古びた表示。
EU圏内の人は、こういうの興味ないんだろうなと重いながらカメラを向ける。
スロバキア入国記念にチョコをくれたお姉さん。面白かった。


スロバキア中部のズボレンという町で昼ご飯にした。

中心部に城があった。

豚バラ肉のブロックを黒ビールに漬け込んで、タレと焼いた料理。脂身が美味しかった。ザ・肉という感じ。スープとコーヒーとの合計で4千円弱。円安地獄だ。


また途中に木造の古い教会(世界遺産)があるので寄ってみた。


ホテルの写真撮り忘れ。バンスカー・ビストリツァという町。

1泊64.5USドル。Wi-Fi・専用バスルーム・バイクは敷地内。


本日の走行距離:179km


10月12日(日曜):スロバキア北部で山越えをしてポーランドに入るルートを取る。それほど標高は高くないはずだけど、気温は低く晴れ間もなく所々では寒い。

ただ景色は良い。ヨーロッパの田舎、農村の風景は不思議と和む。



この城は筆者のような門外漢でも、なんかカッコいいと感じるオーラがある。
中世のお城マニアの人には、外せない名城なのではないでしょうか。


そしてポーランド入国、オシフィエンチム(ドイツ語はアウシュビッツ)へと走る。

レストランになったスロバキア/ポーランド国境検査場。
かなり激しい交通事故に遭遇。正面衝突で両車とも大破してた。
ポーランドはかなり紅葉が進んでいる。


さて、午後2時過ぎにアウシュビッツ到着。先にホテルでチェックインを済ませ、着替えてからカメラを持って博物館まで歩く。チケット売り場的なものが見当たらない。ネットで調べると、今年の5月からチケットはオンライン販売に変わったらしい。入場口では全員スマホかプリントアウトした紙を見せている。

そして、なんとこの日も翌日もチケットは売り切れだ。目の前まで来て、そりゃないぜセニョリータ。つまり前もってよく調べておけという話だ。

人類の負の遺産で、誰もが一度は見るべき所とは言うけれど…。入場制限があるなんて、思ってもみなかった。どうしましょ。


この日の宿は、アウシュビッツ博物館から徒歩5分くらいの「B&M ゲストハウス」。

1泊約6900円。
Wi-Fi強力・専用バスルーム・バイクは敷地内。


本日の走行距離:221km


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