10月11日(土曜):ハンガリーからスロバキアに向かう。






ほどなくしてスロバキア入国となる。かつての出入国検査ゲートは寂れていて、時代に置き去りにされてしまったようだ。
スロバキアに入ってすぐのガソリンスタンドでコーヒー休憩をしていると、若い夫婦が話しかけてきた。給油を終えた旦那さんが奥さんに「この人日本からバイクで走ってきたんだって」と言うと、お姉さんが筆者に「スロバキアは初めて?」と聞く。「そうなんですよ~」と答えると、「えー、じゃ、なんかプレゼントしなきゃー」とスタンド内のコンビニでチョコレートを2つ買ってきて「これスロバキアのチョコだから」と言って筆者にくれた。サンキューです。



スロバキア中部のズボレンという町で昼ご飯にした。


豚バラ肉のブロックを黒ビールに漬け込んで、タレと焼いた料理。脂身が美味しかった。ザ・肉という感じ。スープとコーヒーとの合計で4千円弱。円安地獄だ。
また途中に木造の古い教会(世界遺産)があるので寄ってみた。


ホテルの写真撮り忘れ。バンスカー・ビストリツァという町。
1泊64.5USドル。Wi-Fi・専用バスルーム・バイクは敷地内。
本日の走行距離:179km
10月12日(日曜):スロバキア北部で山越えをしてポーランドに入るルートを取る。それほど標高は高くないはずだけど、気温は低く晴れ間もなく所々では寒い。
ただ景色は良い。ヨーロッパの田舎、農村の風景は不思議と和む。




そしてポーランド入国、オシフィエンチム(ドイツ語はアウシュビッツ)へと走る。



さて、午後2時過ぎにアウシュビッツ到着。先にホテルでチェックインを済ませ、着替えてからカメラを持って博物館まで歩く。チケット売り場的なものが見当たらない。ネットで調べると、今年の5月からチケットはオンライン販売に変わったらしい。入場口では全員スマホかプリントアウトした紙を見せている。
そして、なんとこの日も翌日もチケットは売り切れだ。目の前まで来て、そりゃないぜセニョリータ。つまり前もってよく調べておけという話だ。
人類の負の遺産で、誰もが一度は見るべき所とは言うけれど…。入場制限があるなんて、思ってもみなかった。どうしましょ。
この日の宿は、アウシュビッツ博物館から徒歩5分くらいの「B&M ゲストハウス」。


本日の走行距離:221km

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