ボスニア・ヘルツェゴビナ(1):ドブロブニク〜モスタル

10月4日(土曜):風は止み、夜露も無い。テント撤収には絶好の環境。最後に地面に敷いてあるグランドシートを見たら、なにやらシミがある。潰れたオリーブの跡だ。テントを立てる時、けっこう地面をきれいにしたはずなのに残っていたわけだ。オリーブの実が潰れて出来たシミ、つまりオリーブオイル。オリーブオイルは体にいいってテレビで言ってたから、グランドシートに付いたお陰できっとこれから「いい眠り」効果が期待できそうだ。

アドリア海沿岸を走る。ツーリングのルートとしては最高である。昨日は海無し国ハンガリーのグループと会った。


海は左側なので、「ここだ」と思ったいい景色の所で停められない。
橋の上からの景色は良かった。
このあたりで海岸ルートと別れ内陸側に向かう。下にみえるのはミカン畑らしい。
ドイツ人ライダーのBMW GSと。
左の写真の場所からしばらくして国境。ボスニア・ヘルツェゴビナに入国。


通り過ぎる小さな町で昼ご飯にした。

この肉のグリルはすごく美味しかった。今回の旅で最高の味。エスプレッソも飲んで6ユーロくらいだったか。
おすすめなので場所貼り付けておきます。日本人ツーリストであふれかえる日も近い事でしょう。


この日の宿泊はモスタル。溜まったヤボ用を片付ける。2泊する。

「Hotel Villa Milas」1泊67.5ユーロ。朝食つき。
Wi-Fi強め・専用バスルーム。3階の広い屋根裏部屋。


晩ご飯も美味しかった。ボスニアの料理はレベルが高いのかな。

子羊のグリルに地元風チーズソースがけ。ビールも地元のやつ。とても満足。全部で24ユーロ。
デザートはティラミス、全体的にクリーム系のやつ。エスプレッソに合う。


本日の走行距離:132km


10月5日(日曜):ボスニア・ヘルツェゴビナは1992年から1995年まで内戦があった。ここモスタルでは旧市街にかかる16世紀の橋で有名。その内戦でクロアチア兵によって橋は爆破・破壊され、その後2004年に再建され世界遺産となった。


この後博物館で橋が破壊される映像をみる。
橋の上から見る旧市街。
橋の両岸の小道は、お土産屋さんとカフェなどが連なり、観光客でいっぱいである。


橋から5分くらいの所に「戦争と虐殺による犠牲者の博物館」があるので見に行く。


入館料は確か5ユーロだったかな。
戦争中、橋が爆破される寸前の写真。館内には色々映像が流れ、橋が破壊される瞬間のものもある。


この橋と周辺が、なぜ世界遺産になったのか。その背景を知るためには、こういった博物館を見学して勉強することが大事だと思う。


博物館の隣の建物、壁には銃弾の痕がある。
博物館の人がすぐそこに内戦前から建物があると教えてくれた。カメラを向けていたら、通りすがりのおじいさんが「クロアチアが壊した」と言葉を残していった。
橋へ戻る途中の道の脇にあった。


愚かな行為の歴史を見たあと、賑わう観光の小道を歩いていたらお菓子屋さんがあった。洋菓子でなくイスラム菓子、少しつまんでみようかな。


いいですねえ。惹きつけられますねー。
1個から買えるけど、最低2個ねと言われました。
緑のは100%ピスタチオ、ヘーゼルナッツ、アーモンド、も1つは忘れた。4つで8.5ユーロ。


明日はサラエボに移動。天気予報は雨っぽい。


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