ボスニア・ヘルツェゴビナ(2):モスタル〜サラエボ

10月6日(月曜):前の日の晩ご飯が良かったので紹介しときます。

ホテルからすぐの「Rosemary」という店。オープンして半年くらいだそう。ジャンルはイタリア料理で、非常に美味しかった。女性スタッフが色々説明してくれた。オススメですね。

不慣れなワインを注文。地元のワインで、モスタル周辺は1世紀からワインを作っているそう。手前のはスープ。
チキンフィレのパスタ。デザートはクレームブリュレ(テーブル上でキャラメリゼ)とエスプレッソ。全部で20ユーロ。


朝方の気温は一桁台。重装備にして走り出す。


虹が出たので写してみたけど、はっきりしない。
ポーランドまで進路はずっと北、どんどん気温は下がり続けるのだろうか。
工事中に遭遇、全然進まない。売っていたミカンがすごく小さい。むいて食べるのが面倒くさそう。


霧雨になったり止んだりで安定しない天気の下、サラエボ市内に入る。

1984年冬のオリンピックが開催されたこの街は、1992年からのボスニア内戦により、セルビア勢力から3年間以上包囲された。街は破壊され市民は悲惨な状況を強いられた。メイン通りを走ると、今なお砲弾の跡が建物に残るのを目にする。

この日の宿泊は「Isa Begov Hamam Hotel」というちょっとお高い宿。着いてから気づいた大失敗、バイクを置くスペースが無い。ホテルのスタッフが近くの駐車場を教えてくれたが、駐車料金が高い!2泊分で100兌換マルク(ボスニア通貨)約9000円!失敗した、もっと調べれば良かった。

だって、ハマム(イスラム浴場)付きのホテルだったから…。日本の松本で温泉に入って以来、湯船に浸かってなかったから久しぶりにそうしたかったのだ。

チェックイン後、14時を待ちハマムに行く。男女入れ替え制で、男は14時から。ハマムスタッフに確認する。

全部脱いじゃうけど大丈夫?

スタッフが「大丈夫」というが、も一度聞く。

日本式だけど、ホントにいいの?

どうやらいいらしい。一応他の人がいないのを見てから入った。


温泉ではないので成分は無い。雰囲気ですかね。
それなりにリラックスできた。
扉横の注意書きに「海パン着用」とあった。


以前シリアのダマスカスで本式のハマムに入った時は、もっと面白かった。


1泊93ユーロ、朝食付き。このホテルも破壊されたので、リノベーション費用の回収で値段が高いのだろうと、良い方に解釈する。
Wi-Fi強力・専用バスルーム。


晩ご飯は近くのハンバーガー屋さんで。評価が高かったので行ってみたら、やはり美味かった。今回の旅で2番かな。1番美味かったのはカザフスタン・セメイで食べたやつ。

本日の走行距離:128km


10月7日(火曜):肌寒く小雨が降るなか、散歩に出かける。ここでも博物館に行く。


モスタルの博物館より中身は濃く、展示物も多い。入館料は20兌換マルク、約10ユーロ。
記録映像など見ながら、1時間以上ここにいた。


「サラエボ・ローズ」というものがある。


1992年から始まったボスニア内戦、サラエボはセルビア軍などから包囲され迫撃砲などの爆撃を受けた。着弾し人名が失われた跡を赤くペイントをして残している。これが「サラエボ・ローズ」で街を歩くといくつか発見できる。


また、サラエボといえば「サラエボ事件」、歴史の教科書に出るくらい有名。第一次世界大戦のきっかけになった1914年の暗殺事件のことで、現場はすぐそこ。


どうやらここらしい。外から見ただけ。
歴史上の現場って実在するから面白い。


ボスニア・ヘルツェゴビナは食べ物が美味しい。昼ご飯で食べたここも良かった。

ボスニアの伝統料理がワンプレートに盛られた定食。美味しい。24マルク。
「ボスニア・コーヒー」というのがメニューにあった。発注したが、トルコ・コーヒーとの違いが分からない。5マルク。
場所は博物館の近く。


砲弾の跡が残っている。
ボスニア・ヘルツェゴビナ通貨、兌換マルク。


明日からまた、ポーランドへの北上の旅が始まる。


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