とても長い商品名、なんとかならなかったのだろうか。カタカナ・英字(大文字小文字)・数字・ハイフンで計32文字。メーカー名とブランド名を足せば44文字にもなる。このストーブのデメリットを一つ言うとしたら、この商品名だと思います。ネーミングの意味もよく分からないし残念。製品は凄くいいのに。
さて、ヨーロッパ全域、北米、オーストラリアといった国々では、悪天候や体調不良の時以外は、宿泊は主にキャンプ場を利用する。物価の高い地域でホテル代を節約できるというのもあるが、そんな事より何よりキャンプツーリングを純粋に楽しみたいからだ。もとよりキャンプツーリングは昔からやっているので、新たに覚える事がある訳でもなく、苦になるものは何もない。
キャンプ生活を支える道具は色々あって、中でもバーナーはテントと並び、主役であろう。私は基本的にはガス派である。過去にホエブス625やMSRドラゴンフライも使っていたこともあったが、手軽さからEPIやプリムスへと戻っていった。
しかし、「OD缶より赤ガス(自動車用レギュラーガソリン)が使えるバーナーのほうが汎用性が高そうで、キャンプツーリングに向いていそう」と、誰もが考えそうな事をすぐに思いつく訳だが、手間がかかるのが面倒くさくてガソリンバーナーから撤退し、ガスバーナーを使い続けてきたのに、ここでまた世界一周だからとか、玄人っぽく見えるからとガソリン物に手を出せば今までの経験に対し筋が通らない。そんな心持ちだ。
まずは欧米でのOD缶入手の可能性について調べてみる。最近は先人達が情報を公開してくれていて、本当にちょっと検索するだけで知りたい情報があっけなく手に入る。とてもありがたい。ヨーロッパ諸国では、OD缶はすぐに買えそうだ。北米ではコールマンのガス缶が安く売っているようだ。
つまり、エクスペディション的な登山でもしないのなら、ガスバーナーで全然問題なしということだ。
現在使用中のプリムス2243は特に過不足はないのだが、クッカー等をのせる位置が高くなるので、時に不安定さを感じることがある。それに10年くらい使っているので、そろそろ気分転換で新しい物に入れ替えるのも悪くない。こいつはホテル宿泊時のコーヒー専用湯沸かし器として活躍してもらおう。
ということで、「新富士バーナーSOTO」のマイクロレギュレーターストーブ FUSION Trek SOD-331が数年前、新たにキャンプ道具に加わった。
試しにどのくらいの時間でお湯が湧くのか実験してみた。ライバルがいた方が面白いので、台所にあるティファールとプリムス2243との3者でのタイムアタック形式。水は300ccでトランギアのケトルで沸かす。ティファールは屋内なのでやや有利。
300ccお湯の早沸き対決の結果は、1位:ティファール 1分48秒、 2位:SOTO SOD-331 1分52秒、 3位:プリムス2243 2分15秒 という結果だった。ただ屋外は風速3〜4m/s の風で、やや炎の揺れもあった。またティファールはお湯が早く沸く電気ケトルとして有名なので、タイムを見ればSOTOのバーナーは大健闘と言えるかもしれない。
上でも書いた北米でのガス缶事情であるが、実は北米のコールマンなどのガス缶は口金のタイプが違う。そのままでは使えないので、こういった変換アダプターをAmazonで買った。これさえあれば北米キャンプもこっちのもんだ。などと楽勝ムードでいたら、思わぬ落とし穴があった。
仕方ないので追加のパーツを発注。
ホースがかなり長くなったが、これで完成形。北米キャンプでのガス缶問題も解決。
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