3月30日(日曜):強いうねりのせいで夜中から明け方にかけて船酔い状態になった。幸い吐かなかったが、おかげで朝ごはんを食べる食欲はなかった。船内には一応レストランはあるが、なんというか積極的に利用しようという感じにはなれない。前の晩、出港後すぐに晩ごはんをレストランで食べたものの、1回行けば十分である。
船内のアナウンスは韓国語とロシア語のみで、日本語や英語の案内は無い。筆者は韓国語なら断片的な単語ならまだ聞き取れるので、一応困ることはなかった。



韓半島の日本海側に東海市(トンヘ)という港湾都市があり、そこがこのイースタンドリーム号の本拠地である。かなり陸地が近づいたきたころ、ようやくうねりは小さくなった。11時半くらいに船はトンヘ港に接岸した。そして日本を訪れていた百人以上の韓国人の団体さんは全員下船していった。



帰国する韓国人の団体さんに混じって、韓国に入国する。イミグレの係の人が日本人は私一人だけと言っていた。



ターミナルを出て、目の前の道を左に向かい橋を渡ってすぐの所に食堂がある。徒歩で約10分ちょっと。「プサン食堂」とハングルで店の看板が大きく出てるのですぐ分かる。


ターミナルまでの帰り道、左側にコンビニがあったのでウラジオストクまでの食料を買っておいた。午後2時に乗船開始。筆者はすでにチケットを持っているので列の先頭、ほぼ手ぶらのため船に戻るのも1番早かった。
午後4時過ぎに出港、ロシアに向かう日本海はうねりも無く快適な航海であった。あと約24時間退屈な時間が続く。文庫本3冊を読み終えるのは簡単であった。
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