これは、出発前の現時点で北海道在住の筆者が最良と考える、防寒アイテムの一覧である。
後日、シベリアからカザフスタンに入った辺りで、これらの対策は機能したのかどうだったのか、ブログ記事にしてアップする予定である。
ウラジオストクを4月の第1週にスタートし、ひと月ほどかけてノボシビルスクまで移動する。この区間が実質的に私のシベリア横断ということになる。天気予報を見ると、4月上旬の最高気温はまだ5度以下の日が続き、朝方ならマイナスだ。
気温の数字だけ見ると、北海道でもよくある寒さだが相手はあのシベリアだ、寒さの質が絶対的に手強いはず。しかもほぼ毎日走らなければならない。過剰装備だと笑われたっていい、とにかく準備はしていく。
それでは頭の方から紹介していこう。

ヘルメットは、ショウエイJCruise。シールドにピンロックevoレンズを付けて、曇り止め対策とした。


直にヘルメットでは吹き込む冷風で耳や顔が痛くなるので、バラクラバを頭からすっぽりかぶる。生地が厚いとヘルメットがキツキツになるので、選んだのはワークマンの薄手のもの。鼻水で内側が不快になるので、多分毎日洗うことになるのかな。

上半身下着は、モンベルのスーパーメリノウール EXP. ラウンドネックシャツ。モンベルのアンダーウェアで一番厚手のもので、まずこれで保温性を確保する。気温が緩んだ場合には、サブのワークマンのメリノウール100%丸首長袖の出番だ。

上半身中間着は、パタゴニアの薄手のフリースR1プルオーバー。長年愛用しているので継続使用。アメリカに入ったらパタゴニアショップに寄って、買い足そう。今回のシベリア装備とは関係なく、冬の中間着はパタゴニアのフリースと決めている。1989年カナダ滞在中にパタゴニアのフリースと出会ってから、他の選択肢は考えていない。

下半身下着も、1軍はモンベルのスーパーメリノウール EXP.タイツ、2軍にワークマンのメリノウール100%タイツの組合せで実戦投入していこう。

メインのライディングウェアは、オランダのメーカーレブイットのサンド2上下。このウェアは、2016年に海外通販で購入済みで新品のまま寝かしていたものだ。
さてこのレブイットサンド2、長距離ツーリング専用のウェアで、機能がとても良くデザインされている。アウターの内側に2種類のインナー(中綿入り保温インナーと防水透湿性のある中間インナー)をもつ3レイヤーシステムとなっていて、気候に合わせいろんな組合せで使える様になっている。


ずいぶん昔に買った退役間近のBMW純正のつなぎのレインウエアがあり、これをさらなる予備防寒着として一番上に着込む。シベリア後役目が終われば、処分予定。

低温用手袋は、ホームセンターで売っている防寒テムレスと、これにインナーとしてキャラバン・シームレスグローブ。当初、クシタニのウインターグローブを使用する予定でいたが、試運転後防寒テムレス+インナーの方が圧倒的に暖かく使い易いのが分かった。クシタニのグローブはしっかりした製品でプロテクションもあるが、いかんせんゴワゴワして指の動きが鈍く、ストレスが多い。ここはクシタニは却下し、防寒テムレスを更に1双予備として持って行く事に決定。


次は足元のブーツ。シベリア横断時は、あえて長靴にする。この長靴、ホームセンター冬になると売っている優れた防寒長靴だ。厳寒期の朝方、30分以内なら靴下をはかなくても除雪作業ができる。かなり厚みがあって通常のバイクはシフトができないが、CD125Tはロータリー式なので問題ない。この長靴も、シベリア後に捨ててくる。

靴下は、インジンジの薄手の5本ライナークルーソックスとキャラバンの厚手のメリノウールソックスの重ね履き体制。
バイク側の防寒装備もみてみよう。

ハンドルには、ZETAハンドルカバー。グリップヒーターは、CD125Tの電力事情の貧弱さから付けていない。


見た目かなりダサいこの膝掛け、カブなどのレッグシールドにあるバイク用だが、多分CD125Tにも付くだろうと、思い切って買ってみた。問題無く取り付け可能、しかも最強防寒アイテムの予感。シベリアにも勝てそうだが、非常に嵩張るため役目が終われば、これも処分予定。

以上、シベリア対策の防寒アイテム一覧でした。
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