海外アドベンチャーツーリングの必携アイテム:ガーミンGPSについて

今、自分がどこにいるのかを地図上の点として知ることはとても重要なことだ。正しいルート上にいるのか、方角は間違っていないのか。ツーリング中、知らない土地で道に迷えば不安や焦りがつのっていき、時には途方に暮れるたりもする。

しかし平成後期あたりから登場したGoogleマップにより、スマホホルダーをバイクに付けたりするのも一般的になり、ナビ機能が無駄なく目的地に連れて行ってくれるようになった。以前は紙のロードマップをタンクバッグに挟んで、信号待ちや休憩の都度次のルートを確かめつつ走っていたのに比べると、便利さは格段に向上した。

そんないろいろと便利なGoogleマップにも弱点がある。それは「通信に依存する」という点だ。ナビ機能をつけっぱなしにすれば「ギガ」が減っていくという点と何かの理由で通信が途切れた場合に使えなくなるというケースがある。それでも日本国内で使う分には大した問題ではないし、海外旅行でも普通の旅行形態ならやはりそんなに問題はない。

スマホひとつに沢山の事を委ねてしまうのが危険なケースは、海外の辺境地域にも喜々として乗り込んで行くアドベンチャートラベルの場合である。そんな時に役立つのが「ガーミン」のGPSシリーズ。位置情報などに特化したシンプルな機器なので、複雑で賢すぎるスマホに比べ逆に信頼性は高いと思う。


筆者が購入したのは、GPSmap 64csx。国内で正規の日本語バージョンを買うと高いが、表記が英語の通常バージョンなら1万5千円以上安いのでアメリカAmazonから数年前に通販で買った。


駆動する電源は付属の電池でもいいし、
普通の単3乾電池でもOK。
付属の電池なら充電も可能。


捕捉する衛星は、アメリカのGPS・ロシアのGLONASS・ヨーロッパのGalileo・日本のみちびき。地球上のどこにいても迷子になることはない。天空を回る複数の衛星が筆者の位置を常に捉えているのである。

室内にいても画像のように衛星を捕捉している。外に出ればもっと感度は高くなる。


重要なのは地図データ。本体にデフォルトで入っているのは大ざっぱな世界地図で、これは使いにくい。別売の地域別ロードマップデータを買わなければならない。しかしながらこれもガーミン正規品は高い。筆者が購入したのは、これもアメリカAmazonで売っていたサードパーティ品。別の言い方ではコピー品というかもしれない、つまり何と言うかいわゆるグレーな感じのロードマップデータである。当然正規品よりも安く、半額くらいだった。

データはマイクロSDカードで電池の下にスロットがあり、差し込んで使う。


老眼には厳しい差し込み作業。
数年かけて集めた地図データ。
ほぼ世界中を網羅。


持ち運び用に別売のベルトクリップを買ったけど、バイクで走行中は使いにくそうなで、あまり出番はなさそうな雰囲気である。どちらかというと登山などで使用するパーツかな。


「ラムマウント」から「ガーミン」専用のGPSホルダーが販売されている。
普段国内で使っているスマホホルダー。
簡単にGPSバージョンに交換可能。


ただ、GPSmapは画面サイズが小さく、走りながらナビとして使うにはややイマイチかもしれない。これから実際に試してみながら使っていこうと思う。


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