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ホンダCD125T:満タン航続距離の延長対策のため、予備タンクを増設

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ガソリン予備タンク

こういうような辺境地帯でガス欠になったら、かなり絶望的な状況だ。他のクルマが通りかかるのをひたすら待って、ガソリンを分けてもらうというくらいしか助かる方法がなさそうだ。

令和の言葉で言うと「ヤベえ、まじ詰んだ」だろうか。

そうなる前に準備をしておくのが、アドベンチャーツーリングの心構えというものだ。まあ、偉そうに書いてはいるが、過去にガス欠で何度もバイク押してます。


超長距離ツーリングに本気で取り組んでいたBMWは、かなり前から増量ガソリンタンクのオプションの用意がされていた。

R100GS用の南アフリカ仕様にあったカラハリタンク32L。筆者がかつて乗っていたR100トラッドもGSも基本的なフレームは同一だったので、ほぼポン付けできた。イギリスから通販で昔買ったもの。
現在のGSもアドベンチャーモデルは、ガソリンタンクは増量されたバージョンである。  画像引用元:BMW MOTORRAD


こういったBMW GS系や一部のアドベンチャーバイク以外にはビッグタンクは無いので、自分で何かしら手を打たなくてはならない。ということで私が用意したのは、ガソリン携行缶の5L。これでバイクのガソリンタンク10Lと合わせて15Lとなるので、CD125Tの燃費から計算すると満タン15Lでの航続距離は500km以上となる

そしてこのガソリン携行缶を載せる場所がラゲージキャリアの1階部分。携行缶の寸法に合わせてキャリアを作ったのではないため、キャリアの下にできた空間に収まるサイズの携行缶を探すのが大変だった。

ガソリンタンク10L、燃費リッター35kmならタンクが空になるまで350km走れる計算。
これで5Lの余裕ができた。燃費によるが150km〜余計に走れる。
この場所に携行缶を入れる。
キャリアの後側から差し込んで入れる。
ぴったし、まさにシンデレラフィット。
ガソリンスタンドで給油の時は、バイクのタンクと同時に入れられる。キャリアにバッグを積んでいても給油口は隠れない。


携行缶に簡単に給油できるのは分かった。携行缶からバイクに補給するとき、いちいち携行缶を出し入れするのかと疑問を持った人、スルドイ。そこはね、ちゃーんと秘密兵器があるのです。


「エーモン」からクルマ専用の給油ポンプが発売されている。
これで後ろの携行缶から前のガソリンタンクへと給油が可能。つまり携行缶は積みっぱなしでOKなのだ。ホースが少し長いので切ったほうがいいかも。


取り敢えずこれで航続距離対策はできた。実際に走り出したら、燃費の把握とガソリンの残量には気をつけよう。辺境地帯でなくても日本国内とはわけが違う。

あいつガス欠じゃん、だせえな、うしろゆびさされ組だな。と現地の人に言われないように。


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