CD125Tのような古いバイクはコンピューター制御等が一切使われていないので、基本的には機械系のメンテナンスや修理だけだ。よほど重症な故障でない限りは、なんとか自分で対処するつもりである。そういう心積もりでいないと海外アドベンチャーツーリングは厳しいと思う。
そのための工具である。工具記事の前編はボルト・ナットなどを回す、スパナやソケット類。
まずはL型ヘックスレンチ。
上から順に、6mm、5mm、4mm、3mm、2mm、8mm。上の4本は「PB SWISS TOOLS」で、柄の長い方の末端がボール状になっていて使いやすい。6と5は20年以上使っている。
下の8mmの六角は、ソケットハンドルに差して使うタイプ。CD125Tバイク本体での使用箇所は少ないが、後付けのパーツにあるので一応入れておく。
次はスパナ類。
一番下の大きいのは30mm、アクスルシャフトのスリーブナット用で、リアスプロケットの交換時などに回す必要がある。そこ1か所だけのための工具。
その上は22mmで、これもアクスルシャフトのナット用。こっちは出番が多い。
他は10mmを中心によく使う寸法のスパナ類。ドイツの「HAZET」製は手に馴染んで使いやすい。
ソケット類。
ソケットは日本の「山下工業研究所:コーケン」製で、上位モデルのZ-EALシリーズ。8mm〜19mmの各ソケットとプラグソケット、ユニバーサルジョイント、クイックスピンナー、延長ソケット。ハンドルは3725Z。サイズはすべて9.5sq。
上の長いのは、やや安いブランド「SK11」のスピンナーハンドル(ブレーカーバー)。トルクが必要な17mmや19mmと組み合わせて使用する。
スクリュードライバーなど。
プラスドライバーは、「PB SWISS TOOLS」#1と#2。マイナスはしょぼい車載工具。小さいマイナスはキャブのエアスクリュー調整用で、クイックスピンナーと組み合わせて使うと便利。
出番の少ないプライヤーはメーカー不明の安物。
プラハンマーは「PB SWISS TOOLS」の無反動ハンマー300-3、けっこうお高いっす。
次回は工具後編です。
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