バイクのキーの持ち歩き方なんて、普通はそう真剣に考えるものではない。バイクを停めてキーを抜いて、あとはポケットに入れたりするだけだ。落としたり無くしたりしたことは、40年以上のバイク歴で一度もないので尚更いい加減だ。
世界一周ツーリングとは、そういった些細な習慣をも見直す必要のある修羅の道でもある。今は、スペアキーは2個ある。使用中のメインのキーを紛失したらスペアの残りは1個。国内であれば大して問題ない。純正ブランクキーを取り寄せ、複製すればいい。しかし外国にいたらそうたやすくはいかない。
海外に自分の車両を持ち出して乗るということは、キーの管理という乗り降りで発生する些細なことにも、いつも気を配らなければならないということだ。「何かいい方法はないだろうか」、ここひと月くらいずっと考えていた。
①エンジン停止直後の抜き忘れ⇒バイクに差したまま、という不用意なミスを防ぎたい。
②何気なくポケットに入れたつもりが入ってない⇒まさか落としたのか、というのも絶対イヤだ。
絞り出した答えは、大きいキーホルダーを使うといういささか想像力に乏しいアイデア。とりあえずこれに賭けてみようと、ホンダ二輪純正アクセサリーのキーホルダーを買った。現在使用中のものよりも、大きく重さもあるので存在感があり失くしにくそうではある。
もう一つの課題、スペアキーの扱いについて。スペア2個のうち、1個はバイク本体に隠す。残念ながら隠し場所は非公開にします。みすみすさらした挙げ句、悪知恵が働く者に盗られて「返して欲しければ1000ドルよこせ」とかになったら気分良くないのでネ。
別のもう1個のスペアは、デイパックかウエストバッグかジャケットのどこかに保管しておこうと思う。
日々注意を怠らず不用意なミスを発生させないようにしたいと思う。「遊び」なのにまるで「仕事」のような感じで笑える。
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