自動車カルネ発行への道(完結編):申請から費用、発行までのすべて

出来上がったカルネを手渡された時の第一印象は、想像してた大きさよりかなり大きかった事。パスポートくらいの寸法かと勝手に思っていたが、実際はA4サイズであった。そして紙質も厚く、しっかりした書類である。

カルネは自分のバイク(クルマ)で海外ツーリング(ドライブ)に出かける時に必須の書類かというとそうでもない。むしろ不要な国の方が多い。自分の行きたい国がカルネを利用できるかどうか、しっかり予習をしてから申請に取り掛かるべきである。また、日本で登録された車両を旅行途中の、例えばドイツやイギリス等の他国で申請することはできない。実際に筆者は、イギリスのカルネ発行元に問い合わせたことがある。やはり答えはNOだった。つまり「日本の車両はJAFで申請」の一択である。

目次

カルネの申請

通関日(=出国日)の2ヶ月前には申請を始めた方がいいと、JAFのホームページ上でオススメされているが、せっかち&電話嫌いな筆者は4ヶ月半も前の去年11月にJAF札幌支部へ直接出向き、申請に必要なアレコレについて聞いてきた。1回顔を出してこちらの本気度を伝えれば、その後はメールでやり取りで進めていくだけである。

以下、申請に必要な書類

・登録証書:各運輸支局で取得、即日発行、無料

・印鑑証明書(名義人・保証人)

・スペアパーツリスト・パーソナルアイテムズリスト:JAFからのメールに見本が添付されるので自作。こちらを参照

・旅行計画書・旅行ルート地図:同上

・車検証:車検の無い250cc未満のバイクは不要、標識交付証明書と自賠責の証明書を持参→コピーを渡す

・カルネ発行申請書:JAFからのメールに添付される。ダウンロード→印刷→記入

・車両に関する記載:同上

・誓約書:同上


1月上旬、上記書類一式を携えJAFに行き提出。この時には支払い等は発生しない。

カルネ発行の費用

カルネの発行には3種類の費用がかかる。

①カルネ自体の料金:5枚綴り(21,000円)・10枚綴り(26,000円)・25枚綴り(31,000円)

②クレーム処理預り金:30,000円、帰国後に手続きをすれば、返却される

③担保金:現金寄託、銀行保証金、カルネ保険金(3%掛け捨て)のうちから一つ選ぶ

書類提出後1ヶ月くらいして③担保金の金額の連絡がきた。筆者のバイクのような古く、ボロく、不人気な車両でもかなりの金額となっていてうろたえる。後で聞いたら、ほとんどの人がそうした理由から、3%掛け捨てのカルネ保険を選ぶそうである。

あらためてカルネ保険の申し込み書を郵送し、後日振込みを実行する。

書類提出後2ヶ月くらいして、残りの①カルネ発行料金と②クレーム処理金を振込む。


カルネ発行

全ての費用の支払って数日後、カルネの準備ができたとの連絡がきた。やはり申請から2ヶ月はかかった。

カルネ引取りの日が発行日(有効期限1年の始まりの日)となるので、引取りは出発に近い日を指定するほうがいいと思う。


初めて手にしたカルネ、縦長のA4サイズ。
おまけでくれた「J」ステッカー。どこに貼ろうかな。
この紙をなくすと3万円がパーになる、ある意味金券。


以上、自動車カルネ発行への道(完結編)でした。

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