来年の春、日本を桜前線が北上していく頃、私はシベリアを走っている。
シベリアと言えば出てくるワードは寒い系・つらい系ばかり。「シベリア寒気団」とか「冬将軍はシベリアで発達」とか「シベリア送り」とか。さらに作詞家松本隆は『さらばシベリア鉄道』で「涙さえも凍りつく白い氷原」と書いた。ちなみに太田裕美歌唱バージョンより、大瀧詠一バージョンの方が良いと思うのは筆者だけであろうか。
とにかく、間違いなくつらく寒いのだ。疑問の余地は多分無い。そんな土地をバイクでわざわざ走りに行くのだから、一応準備はあれこれ考えてはいる。防寒長靴やグローブは前に書いたので、今回はバイク側の装備について。
全部持って行く系トラベラーの筆者が、世界一周ツーリングのために持ち出す靴
色々な現場によって適した道具は違うので、「使える」と判断した物は全部持って行く。筆者は過積載全然オッケーの自称全部持って行く系の旅人。なので靴だってそれなり…
「世界一周でも気候とかでグローブを使い分けるんですか?」は愚問
「旅慣れた人は荷物が少ない」とか、「旅の荷物問題、行き着く先はミニマム」とかの情報がネットなんかではあふれている。「デイパック1つで身軽なワタシは、空港から…
冷たい風から下半身を丸ごと守るというコンセプトが素晴らしい防寒カバー。スーパーカブ等のレッグシールドのあるバイクに対応しているので、CD125Tにも使えそうなので買ってみた。正式には「防寒ひざあてレック中」というらしい。大久保製作所というメーカーの製品である。
ネットで探しても実際に使用しているという情報は少なめ。それはそうでしょ、なにしろ見た目がダサい。世の中には「機能美」というコトバがあるが、これはちょっとね…。でもそんな事はどうでもいいのだ。冷たい風で下半身が壊死してしまうその前に、シベリアを走破しなければならない。
今のところの難点は、タンクバッグをガソリンタンクの上に載せると、カバーに余裕がなくなり体にフィットせず取れてしまい、タンクバッグとの併用ができない事ぐらい。ある程度気温が高くなれば、このカバーはお役御免でどこかに捨てる予定。その後タンクバッグを取り付けようと思う。
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