世界の灯台(1):トカレフスキー灯台(ロシア・ウラジオストク)

3ヶ月前、境港から出国するのを見送ってくれた旧友が、ツーリングの目的地として「灯台」を巡っているという事を面白そうに話していた。オススメだというので、いっちょその話しに乗ってみることにした。内から沸々と湧いてくる欲求というよりは、昼ご飯で入った店で「本日のおすすめメニューでいいや」と、やや消極的な注文をするような、そんな感じである。

まあそれでもこれからいろんな国に行く訳であるから、積極的に攻めてみよう。案外途中から面白くなるかもしれない。さしあたり20基を目指そうと思う。

6月30日(月曜):ウラジオストク空港には朝4時前に到着。日本との時差は1時間、ウラジオの方がが1時間早い。

空港と市内を結ぶ列車の始発は7時40分。ターミナルのベンチでひたすら待つ。

空港とウラジオストク市内を走る列車、運賃は335ルーブル。

駅から近く、日本からも予約できたので今回はこのホテルにした。1泊素泊り6500ルーブル。ウラジオストクは夏はホテルが高い。このホテル、部屋にはエアコンが無く、水の流れも悪い。


ホテルに荷物を預かってもらい、灯台を見に行く。バイクは翌日受取りなのでバスで行く。市内バス60番で終点まで乗って、そこから徒歩で約30分。

市内バス運賃は一律で50ルーブル。

この地図の中心辺りがバスの終点で転回所になっている。灯台までの道はアップダウンがけっこうあり、まあまあ疲れる。


手前の鉄塔に比べて灯台はかなり小さい。また、この灯台と奥の島の間をイースタンドリーム号は通る。入港する時は左側にこのトカレフスキー灯台が間近に見えて楽しい。


上の写真だと海に浮かんでいるように見えるが、干潮が最大になると歩いて渡れる。この日の最低潮位は午後1時過ぎ、待ったりするのは面倒だったので、そのまま行ってみることにする。

普通に歩いて行ける一番先っちょまで来ると、果敢にも海の中を歩いている人がいる。せっかくなので筆者も灯台まで歩いてみる。
靴を手に持って、裸足で海を渡る。海水は温かくて、とてもロシアの海とは思えなかった。
鉄塔が立つ陸地には中国人観光客がたくさんいて、いつもの事ながらうるさかった。


以上、世界の灯台訪問の第1基でした。まだ灯台の良さ、楽しみ方が分からず、実際来て間近に見てもどう解釈して良いのか消化できないいまま、もと来た道を戻っていった。

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