パニアケースを知ったのは、1996年にBMWK100RSを中古で買ったときであった。黒い樹脂製のパニアケースが付属で付いていたのだが、これがかなり便利だった。キャンプ用品を雑に放り込んで、そのまま走り出せた。ドイツ人はやるなぁ、と感心した。
その後、K100RSからR100トラッドに買い替えてからも、パニアはすでに必須アイテムとなっていた。
十数年前、BMWバイクの専門誌で見つけたのが、四角い箱型の金属製パニアを付けているヨーロッパのバイクの写真であった。カッコ良かった。次はもうこれしかない。為替をチェックしポンド安のタイミングを狙ってイギリスから通販で購入した。確か2016年頃で、当時左右セットで10万円しなかったと思う。
ツアラテック・アルミパニアケース、ZEGA PRO 片側45リッター左右。
2019年にBMW R100を手放した後、そのままパニアケースをCD125Tに移植した。パニアフレームはバイク屋さんで、ワンオフで作製してもらった。(次回記事にします)
購入以後、いろいろと手を加えている。まずは外観から。
持ち手を自作した。ツアラテックのオプション品もあったけど、けっこういい値段だったので。
自転車用のボトルホルダー等を利用して、ユニバーサルホルダー(色々使えそうな置き場所)を4個取り付けた。これも正規のオプション品だとかなりお高い。
特に重要ではない(盗まれても諦めがつく)物を入れるための増量対策サブバッグを付けられるようにした。利用するバッグは自転車用のちゃんとした「オルトリーブの防水パニアバッグ」。
ケースは防犯対策もしっかりしている。前後2個所ロックができ、左右で合わせて4つの鍵は全て共通なので管理も簡単である。
最後に寸法。パニアケースを車体に取り付けると車幅は約95cm、BMWのGS系にフルパニアにした幅より10cm以上狭いので、悪くないと思う。ケース本体の容量は以下の通り。
2泊3日程度の道内キャンプツーリングなら、テキトーに物を入れても両パニアともにまだまだ空間に余裕がある。世界一周本番での運用は、工具やスペアパーツ、文庫本、シャンプーや洗剤といった生活用品の在庫、オイル、ケミカル類、その他の頻繁に出し入れをしないモノでいっぱいになるはずである。
次回はパニアフレーム編です。
訂正:5月2日投稿の記事で、イースタンドリーム号が7月5日に再開するようだと書きましたが、先週の鳥取県の発表によると8月3日正式に再開というアナウンスがありました。
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