10月17日(金曜):ウラジオストクを7月1日に出発してから、今日で109日目。チリへと運ぶバイク専門の輸送会社「motobirds」にバイクを預ける日。遅れることなくここまで来れて一安心である。
ここまでバイクのトラブルはパンクも含めて一切無し。さすがホンダのビジネスバイク。ウラジオストクに上陸し、シベリアを横断、中央アジアを経由しトルコからバルカン諸国と東ヨーロッパのワルシャワまで19,200km。かかった日数109日からバイクを動かさなかった日の23日を引いて、1日の平均走行距離を計算すると223kmであった。19200÷(109−23)≒223
燃費はキャブレターのメインジェット交換前後で違いがあるものの、概ねリッター29km〜33kmであった。ざっくりと何リッター使ったか計算してみる。平均燃費リッター31kmで計算すると約620リッターのガソリンを消費したことになる。ガソリンの値段はカザフスタンやロシアでは安く(リッター80〜100円)、ヨーロッパに近づくにつれ高くなる。これもざっくり計算してみる。リッター平均130円だと約8万円、平均140円で計算すると8万7千円くらいとなる。当然円高だったらさらに安い。
人間の健康トラブルは2回。東シベリアで1日下痢気味で調子悪かったのと、ブログには書かなかったがトルコで小さい蜂に刺されて半日痛く1周間痒かった事があった。
各国の運転マナーは、スタン諸国はひどい。ジョージア〜バルカン諸国は似たりよったり。ロシアと東ヨーロッパは良い。追い越しを譲ったあとのいわゆるサンキューハザードは、ロシアは8割以上出す、ポーランドがたまーに出す。それ以外の国は、そういう概念が全く存在しない感じ。
食べ物はジョージアが美味しかった。でも多分中央アジアを経由したのでバイアスがかかってるかもしれない。ボスニア・ヘルツェゴビナは良かった。ロシア西部からヨーロッパにかけては、チーズやその他種類が多くホテルの朝ご飯が楽しい。トルコのホテルの朝ご飯はかなり充実している。コーヒーはトルコからヨーロッパに入ってやっとまともになる。ロシアは紅茶ばっかりで参った。適当に見つけたパン屋で買うパンは、ジョージア以降だんだん美味しくなる印象がした。
気さくに声をかけてくれるのが、ロシア・カザフスタン・ハンガリー・スロバキア・ポーランド。特にロシアではバイクの旅人が少なく珍しいのか、けっこう声がかかる。走行中の車やトラックからもだ。これは以外だった。
この後、南米にバイクを輸送する。シベリアにいた頃から「motobirds」とコンタクトを取り始め、予約・質問・バイクと個人のデータ提出・契約書・支払いなどを旅の途中でやり取りをした。そして今日バイクを預けに行った。






バイクとはしばしのお別れ。12月上旬にチリ・バルパライソで引取りである。来週火曜日にエジプト・カイロへ飛び、ピラミッド観光の予定です。
本日の走行距離:1km

コメント
コメント一覧 (2件)
第一部お疲れ様でした!
無事にここまで来れて良かったです!
私は今38ですが、60で退職してバイクで世界を回ってみたいと思って参考にさせて頂いてます。これからもブログの更新を楽しみにしてます!
tb様
コメントありがとうございます。
旅に出る頃は円高だといいですね。今ヒーヒーいってます。
TED