筆者は基本的に、寝たら朝まで目がさめない。「夜中に何度も起きる」なんてことはあまり経験が無い。多分よく眠れているのではと思う。ヤクルト1000も毎日飲んでるし。
テント泊でも同じようによく眠れる。だから本当は「睡眠の質」というのはどういうものか、よく分からない。しかも最近言われ出したフレーズだしね。こういう新しい概念が持ち出されるたびに、筆者のような昭和オジサンはうろたえてしまうのである。ただ寝るだけなのに「質」って何だ?
B寝台よりA寝台のほうが幅が広くて高さもあるので寝返りなんかも楽だ。エコノミークラスは長距離フライトだと眠るのはかなり厳しいが、ビジネスクラスはフルフラットになるから狭いけどほぼベッドのようで楽だ。つまりお金をたくさん出せば、高品質な睡眠環境を買えますよという事なのだろうか。ちょっと違うような気がするが、まあそういうことにしておこう。
キャンプでは「出せる金額と快適な眠り」よりも「積んでいける物量と快適な眠り」の方が比例しているような気がする。キャンピングカーをはじめとする車中泊ならニトリとかで買ったマットレスや普通の羽毛掛け布団や低反発枕などを車内に広げれば、自宅の寝床と同レベルのキャンプ生活をおくれそうだ。一方、登山などのテント泊になると、自分が担げるだけのできるだけ最小限な装備となるので、高級羽毛シュラフにくるまれてはいても窮屈と我慢のまま朝がやってくる。バイクのキャンプツーリングは車中泊と登山者の中間くらいの積載可能物量だろうか。
さて筆者、一応長いことバイクのキャンプツーリングをしてきているので、些細なこだわりが所々ある。昔から寝袋は「モンベル」製品を愛用しているため今回も「モンベル」を持っていく。マットはいつも「サーマレスト」のクローズドセルのやつ。あと枕は必要。
基本の3点セット。寝袋:モンベル・ダウンハガー800 #5ハーフレングス。高品質な羽毛が入っているのは胸のあたりまで。胸から頭までは何もなしで、自分で温度調節してねという非常に尖ったコンセプト。お陰で軽く、とてもコンパクトになる。
マット:サーマレスト・Zライトソル。パタパタっと広げて3秒以内で完了、そして軽い。過去にエアマットも使った事はあるが、空気を入れるのが面倒くさい、抜くのはもっと面倒くさい。
といいつつ枕はエアタイプ:イスカ・ノンスリップピロー。スタッフバッグが小さく、しっかり空気を押し出さないとしまえない。この際ゴムバンドで縛るだけにしよう。
おそらく「寒い」地域・季節でキャンプはしないと思うが、念の為シュラフカバーを用意している。逆に暑い時など寝袋不要の時用に、モンベル・キャンプシーツも用意してある。
これらが、今回の世界一周キャンプバージョンの寝具の全て。上から時計周りに、マット、キャンプシーツ、シュラフカバー、枕、寝袋。寝袋はスタッフバッグが小さめなので、もう少しゆったり目の袋があるのでそっちに入れよう。
「睡眠の質」とかね、ほんとはどうでもいいんです。晩ごはんをお腹いっぱい食べて、文庫本(ある程度持って行く、そのうち記事にします)でも読んでればそのうち眠たくなって、朝までぐっすりだ。
以上、テント泊での睡眠の質向上に関するテキトーな考察でした。
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