長期海外旅行における洗濯についての考察

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洗濯方法

長期旅行というのは、すなわち日常生活である。爪も切るし、散髪にも行くし、メシも作る。洗濯だってする。家にいれば洗濯は「洗濯機を使う」のほぼ一択だけれど、旅行中は実は4通りの方法があるのは広く知られてはいない。

①自分で手洗い  ②宿のランドリーサービス  ③街角にあるクリーニング店に持ち込む  ④コインランドリー

筆者は旅先で④のコインランドリーは国内外とも使ったことがない。欧米のキャンプ場にはコインランドリーがあるようだが、上手く使いこなすには慣れが必要かも。日本ですら機械に書いてある説明文をよーく読まないと迷ってしまう。衣類とかを「キロ」で言われてもイメージがつかないのである。

さて、所謂「旅人」なら①の自分で手洗いが一般的であろう。以前は洗面台に水を貯めて洗っていたが、去年(2023年)のインドネシア・マレーシア・タイ旅行では新たに洗濯グッズを持って行った。


緑の袋に水と洗剤と服を入れて揺すったりして洗濯する。袋の下にドレーンが付いてるので排水ができる。それと水の吸収がいいセームタオル。
洗ったものをセームタオルで1度水を吸わせてから干す。


まあこのスタイルでそれほど不満・やりにくさはそれほど無かったけれど、やや「これじゃない」感は否めなかった。で、今年(2024年)のベトナム・カンボジア旅行のときにバージョンアップ版のグッズを買って持って行った。


「SEA TO SUMMIT」のキッチンシンク10L
折りたたみのバケツですね。
洗面台に置いて、手元が広く使える。こっちのほうが洗いやすい。


絞った後、水を吸わせるのはセームタオルでなくても宿にバスタオルがあればそっちのほうが大きくて使いやすい。来年からの長期旅行には、この折りたたみバケツとセームタオルを持って行こう。


洗剤選び

水には軟水と硬水があるのは知っていた。それが洗濯にも関係があるというのは盲点だった。なんでも軟水は粉の洗剤でも溶けやすいが、硬水だとうまく溶けないので液体洗剤の方がいいらしい。確かに中国に駐在していた時、シャンプーがあまり泡立たないなとうっすら感じていた。

北米やヨーロッパは硬水地域が多いらしい。そういうことなら液体洗剤を選ぶことにしよう。

特に贔屓にしている洗濯洗剤はない。気にもしていないし、違いなんて分からない。テレビのCMでよく見るやつでいいや。ただ、ちょっと調べると「花王」のアタック・ゼロのワンハンドタイプが便利らしい。なんでもハンドルワンプッシュで5mlの洗剤が正確に出るという。これは水量15Lに適量みたいなので、そっとワンプッシュすれば折りたたみバケツで洗うのに丁度よさそうだ。

人生初、真剣に選んだ洗濯洗剤。
画像引用元:花王


持ち運び

買ったのはいいが洗剤に限らず旅行では液体モノは「漏れたらどうしよう」問題を常にはらんでいる。例えばこの商品の場合、意図せずザックの中とかで自慢の「ワンプッシュハンドル」が何度も効いてザックの中が洗剤地獄になってしまうのではないか。

おそらくですね、花王は製品開発の過程でこの問題について何度も検討を重ねましたね。長期旅行の旅人に迷惑がかからないようなモノを作ろうと。そしてついに解決策を出しましたね。それがこれだ!

この赤いパーツ、これが刺さっている事でハンドルが下がらず、中身が不用意に出てしまうことは無い。
赤いパーツを引き抜くと、ハンドルはフリーの状態になりワンプッシュの待機状態になるのだ。


つまりこの赤いパーツが、何より大事な旅人の生命線になるのではないか。この赤いパーツをどこかで無くしてしまったら、もうザックの中は液体洗剤の修羅場となってしまう。そしてこのパーツだけを取り寄せる事は多分できない。今度は旅人が考える番だ。

命綱を付けた。
これで安心だ。


以上、旅行中の洗濯についてでした。

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