長期の旅に出ると「まさか」な事は当たり前のように発生する。日本を出国してまだ2ヶ月も経っていないのに、その「まさか」が色々出てきたので、変更した今後の予定を一気にお知らせします。
まず、ウズベキスタン。本当はここサマルカンドを出た後は、西に位置するブハラやヒヴァといった世界遺産の街を経由して、さらに西の国境からカザフスタンに入るつもりでいた。ところがこの国境、現在一時的にクローズ。施設の改修工事とやらで8月末まで大型トラック以外は利用できない。別のボーダーからの出国が必須だ。
←この国境が閉鎖中。ウズベキスタン最西端にある。
→サマルカンドとブハラ・ヒヴァを単純往復すると1400km。それぞれの観光滞在も含めると6,7日費やすことになる。
1400kmの単純往復は萎える。一方向のルートであればこそ、だったのだ。
では仮に取得の面倒なトルクメニスタンの通過ビザを取ったとして、トルクメニスタンの港町トルクメンバシからカスピ海横断フェリーに乗りアゼルバイジャンに入国、というルートはある。しかし現在アゼルバイジャンは空路以外の旅行客の入国は認められていないのためバイクでの入国は不可能。つまり問題外。
筆者の結論:サマルカンドから西のブハラやヒヴァには行かず、東にやや戻る位置のタシケントへ行き、開いている国境からカザフスタンに入り、大きく迂回する感じでカザフスタンを通り、カスピ海の北側からロシアに再入国。ロシア〜ジョージア(グルジア)〜トルコ〜ヨーロッパというルートで進める。
ここで疑問に思う読者の方もいるかと思う。せっかくサマルカンドまで来たんだから、ブハラやヒヴァに行けばいいのにと。
その通りでもあるけれど、少し急がなければならない理由がある。
ヨーロッパまで着いたら次は南米。当初バイクを航空貨物で運ぶ予定であった。筆者がまだシベリアを移動している頃に、ドイツの業者に連絡をしてみた。返信には「まさか」の金額が。調べていた額の倍近い値段になっていた。空輸は却下だ。
ということで結論:ポーランド・ワルシャワにある「MotoBirds」を利用し船便でバイクをチリ・バルパライソまで運ぶ。運賃は1350ユーロ。予約済みで一部入金も済ましている。
この輸送のため10月20日の数日前にワルシャワに着かなければならない。サマルカンドから2ヶ月でポーランドへ、ギリギリでもないがのんびり寄り道できる気分でもない。ブハラやヒヴァをパスする理由がこれなのである。
で、まだ続きます。このバイクの海上輸送には5週間以上かかる。10月にバイクを引き渡したら5週間何しよう?
結論:半分はアフリカだ。カイロでピラミッド見た後、タンザニアに移動してキリマンジャロ登山に挑戦する。既に航空券は発券済み。そして残りの半分はバルカン半島ぶらり旅の予定。
そしてまた考えた。ヨーロッパからアフリカへの空輸費用も同様に高くなっている。いっそもうバイクでアフリカは行かない。ピラミッドもキリマンジャロもアフリカなんだから、バイクで行かなくても世界一周にはなるはずだ。きっと神様も「嘘つき」とは言わないでしょう。
さらに厳しい「まさか」が出てきた。数日前キルギスのオシの宿にいた、オーストラリア人ライダーDave(61)と色々話しをした中で、彼が教えてくれた情報。オーストラリアに(NZも)車両を一時輸入する際には、その車両を新車同様にきれい(Spotlessly clean)にしなければ検疫から許可が下りないという。かなり厳格な運用だという。そして現地には、対応する洗車専門業者がいて、1週間くらいかけて洗車し、費用は2000オーストラリア・ドル以上かかるらしい。
オーストラリアには自分のバイクを持ち込むより、現地で中古車でも買って・売るツーリングの方が、手間と費用と時間の節約になるということで…
さしあたりオーストラリアに関する結論:最後カトマンズから日本へバイクを戻し、オーストラリアは現地で中古バイクを買ってツーリングかな。
以上、今後のルート及び予定についてサマルカンドからお伝えしました。
そうそう、体重が5kg減りました。


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