アルゼンチン2(8):ウルグアイには行かず、パラグアイへ向かう

ブエノスアイレス〜コンセプシオン・デル・ウルグアイ〜プチェタ〜ゴベルナドール・ビラソロ〜プエルト・リベルタ。4区間1250km。

ウルグアイとパラグアイの違いが分かる人いますか?よっぽど通の人以外よく分からないと思います。筆者も最初はどっちがどっちかあやふやで、でも最近ちゃんと分かるようになった。どちらの国もアルゼンチンと国境を接していて、海を挟んでブエノスアイレスの対岸にあるのがウルグアイで海有り国。北側の内陸にあるのがパラグアイで海無し国。

ルート的には両国ともに行く事はできるけど、ウルグアイには行かない事にした。理由は見どころが少ないのに、あえて出入国をするのが面倒くさいから。また筆者は訪問国の数を増やすのに熱心ではないのもある。

ということで、イグアスの滝経由でパラグアイへとバイクを走らせる。


1月18日(日曜):日曜の朝、まだ眠たげなブエノスアイレスの街を出発する。日本の首都高より3倍くらい広いブエノスアイレスの高速道路に入り、一挙に郊外へ。


都会の道は日曜の朝がいい。空いていて走りやすい。
高速にのってすぐ、ブエノスアイレスの準貧困地区のわきを通る。
郊外でアルゼンチンライダーが追い付いて来て、道端でおしゃべりをする。


この日の宿泊地はウルグアイに近い、コンセプシオン・デル・ウルグアイという小さな町。宿は民泊のような所で広い敷地に部屋がいくつもある古い建物。チェックイン後、オーナーのおばさんは一通り説明すると自分の家に帰ってしまった。そしてその後、筆者痛恨のやらかし事件発生

部屋のカギは見た目も使い方も超アナログ、まさかオートロックだとは思いもしない。手にカギを持たずバイクの所に行って、戻ってきたらドアはロックされていた。上半身Tシャツ・下半身パンツ一丁・サンダル履きで、ドアの前に立つ尽くした。非常に困った状況になった。オーナーに助けてもらうにもスマホは部屋の中、建物には誰もいない。

なんとか自力でドアを開けないと、トイレにも行けない、ベッドで眠れない、充電もできない。しかも暑い。バイクに積んである精密ドライバーを持ってきて、映画でよく見る「スパイが簡単にドアを開けてしまう」のを真似してみるが…絶対無理だった。外に出て見つけた針金を鍵穴に突っ込んで回そうと試みるが…虚しいだけ。30分経過。プラスチックの板のような物を隙間に差し込んで動かしてみるが…無反応。切ない&情けないまま45分経過。

ここで運命の転機が訪れる。金属のドアノブ部分をよく見るとネジ4つでドアに止めてあるゾ。バイクからプラスのドライバーを持ってきて、ネジを回してドアノブの部品を外してみた。はは~ん、ロックを動かす核心部のパーツがあらわになった。プライヤーを持ってきて、つまんで回すと、ほ~らドアオープン!やったね。

ドアノブを元に戻し、やっとチェックイン後からのヤボ用の続きをすることができた。1時間経過していた。軽い絶望からの生還、でもけっこう焦りました。

1泊38,000ペソ、簡単な朝食付き。
Wi-Fi強め・専用バスルーム・キッチン・エアコン・敷地内駐車場。


本日の走行距離:294km


1月19日(月曜):この日は300km超えの移動。片側2車線なのはいいが、路面がうねっていて走り難くスピードが出ない。ようやく目的地に着きチェックインをする。実はこのプチェタには宿が2軒ある(2軒しかない)。口コミ高評価と低評価の2択で、高評価宿は満室で低評価の方を予約するしか無かった。

さすが低評価、ホントにイマイチだった。でも不満を並べてみもしょうが無い。諦めましょう。


1泊50,000ペソ
Wi-Fi・専用バスルーム・エアコン・敷地内駐車場。


本日の走行距離:335km


1月20日(火曜):長期間旅を続けていれば一定の割合でイマイチな宿に当たることもある。あまり気にしてもしょうがない。身支度を整え早々に出発する。

前日までは右手奥の方にウルグアイとの国境があったが、この日くらいから右手奥はブラジルとの国境になる。また地面が赤茶色の土になってきて、樹木も多く景観がだいぶ変化してくる。

これまでアルゼンチン料理でイマイチ美味しいものに出会わなかったが、この日国道14号線沿いの食堂で美味しい昼ご飯にありつけた。

豆煮込みと米と牛肉。瓶のコーラとで15,000ペソ。
地図載せといたので、国道14を通るならぜひ。オススメです。


昨日とは一転、この日の宿はオススメ。町の名前はゴベルナドール・ビラソロという発音しにくい地名。

1泊54,000ペソ、朝食付き。
Wi-Fi強め・専用バスルーム・エアコン・敷地内駐車場。


本日の走行距離:296km


1月21日(水曜):この4区間で1250km、1日平均312kmの行程は、「若くない+125ccバイク+暑い」という条件なのでキツイ。と、ぼやきつつも淡々と走ればやがて目的地はやって来る。この日から地形が変わり、かなり斜度のあるアップダウンが連続する。樹木が密になってきて、蝶が舞っているのも見える。

道路の左側にはパラナ川という川が見え隠れし、それがパラグアイとの国境になっている。雰囲気がメコン川流域のタイ・イサーン地方とラオスの感じに似ている。


川の対岸はパラグアイだ。
バイクは通行料金が無料で、右端の「moto」表示の通路を行く。


手首が痛くなってきた頃、ようやく目的地に到着した。

1泊30,000ペソ、朝食付き。安いけど全く問題ない。
Wi-Fi強め・専用バスルーム・エアコン・敷地内駐車場。


本日の走行距離:329km


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