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1989年韓国の旅 前編:東京から敢えて関釜フェリーで行ってみる

前年の年末年始に一度韓国に行っているので、今回で韓国旅行は2回目となる。

1989年の4月9日〜 4月16日、大学のクラスメートだった親友Y氏との短期旅行。

成田から空路ではつまらないという事で、下関から海路で韓国に行ってみることにした。

もちろんその方が交通費は余計にかかるが、世はバブルだ、お金のことは気にせずに面白そうな方を試してみたかった。

東京駅から博多行きの寝台特急あさかぜに乗り、九州小倉駅で降りる。鹿児島本線の各駅停車に乗り換え折尾駅まで行き、次は筑豊線に乗り換える。

終点の若松駅で下車し、徒歩でフェリー乗り場へ。
フェリーというか、洞海湾の対岸戸畑への渡し船だ。

緑色とクリーム色の塗装の小さな船に乗船。わずか数分で対岸の戸畑に着く。再び鹿児島本線の上り各駅停車に乗り、門司港駅へ。
鹿児島本線終点の門司港駅、道を渡れば
下関へのフェリー乗り場。

この日2回目の船旅、関門海峡を横断し5分程度で対岸本州の下関へ。


次は徒歩で関釜フェリー乗り場へ向かう。

出国手続きを済ませ、荷物を山のように持った、賑やかでせっかちな韓国おばさんの団体と乗船口に向かう。

夜の8時前に下関を出航し、翌朝8時に釜山に着くという
使いやすいスケジュールだ。

船で外国に入国するのはこれで2度目。案外いいものだ。

この後、釜山駅まで歩き、セマウル号という特急列車に乗りソウルへと移動する。

このときは、KTXはまだ開業していない。

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