筆者、ANAの上級会員であるSFC会員になって、今年(2023年)で14年目になる。2008年に修行をして、翌2009年に解脱して晴れてSFC会員になった。そもそものきっかけになったのが、この2005年に韓国を一緒に旅行した高校の部活仲間であったO氏の言葉である。
私は札幌から大韓航空、親友O氏は成田からJALでそれぞれ飛んで来て、真新しい仁川空港の出口で待ち合わせた。古い友達は久しぶりに会っても、「やぁ」とか「おぅ」とかだけで充分だ。いきなり好き勝手に話ができるのが良い。
私が大韓航空とANAのマイレージカードを財布から抜き出し得意気に見せると、そういうマイレージカードの持ち方(航空会社の利用の仕方)は得策でないと諭された。
海外出張も多い先輩マイラーのアドバイスに、そんなもんかとその時は生返事で答えたが、航空会社のマイレージ制度について詳しく調べるため、帰国後ソッコー本屋に走ったのは言うまでもない。
仁川国際空港から全州へと向かう高速バスの中で、そんな話しをしながらオジサン2人の5泊6日の韓国旅行は始まった。
この数年前に『冬のソナタ』が大ヒットして(私は見ていないが)、韓国モノ(いわゆる韓流)が流行り始めた時期であった。親友O氏は、この年NHKBSで放送していた『宮廷女官チャングムの誓い』にはまっていて、また私は韓国語の勉強をしていた時期であったので、韓国文化的なものに触れてみようと、そういう旅であった。
全州には暗くなってから到着した。宿は全州韓屋村の伝統建築「世化館」、1室1泊朝食付きで60,000ウォン。ウォン/円が0.107だったので、約6420円。
全州ではビビンバが名物なので、有名店「家族会館」で昼ごはん。
この後、スンチョン駅前でバスに乗り換え1時間くらいで楽安邑城民俗村(ナガンウプソンミンソンマウル)に到着。
この村には民泊施設もあるので、我々はここで1泊する予定をしていた。2005年あたりだと、インターネットはそこそこ充実し始めているので、おそらく日本でネット予約をしていたと思う。ただ記録が残っていないので、詳細は不明だ。
宿にチェックインをし荷物をおろし、散歩に出かける。食堂があったので、少し早いが晩ごはんにする。メニュー(もちろん全部ハングル)を見ると、あの「ホンオフェ」の文字が。さあ、どうする?
後編に続く。
コメント