2010年中国の旅:万里の長城と北京ダック「九花山烤鴨店」

1月中旬、2005年の韓国旅行以来5年ぶりに、高校時代の親友O氏と中国へ旅行に行った。行き先は北京のみで、2泊3日の小旅行である。O氏はJAL派、私はANA派なので、北京空港の出口が待ち合わせ場所である。「ごめーん、待ったー?」「ううん、全然」「久しぶりだねー」「そだねー」的な気持ちの悪い再会のやりとりは一切なく、淡々と空港を出て鉄道で北京市内へと向かうオジサン二人なのである。

ホテルにチェックイン後、夕方北京市内を少し散歩してから晩ごはんに行く。

天安門前、気温はかなり低い。
天安門から徒歩圏内の王府井(ワンフーチン)。
観光客向けに色んな物が売っているが、特に買いたくなるような物は無い。

1日目の晩ごはんは四川料理にしてみた。O氏が仕入れた情報によると、現地日本人駐在者おすすめの、観光客はほぼ知らない店があるという。首都北京には中国全土の各省から出向している役所があって、そこには各地から料理人ごと連れてきた食堂があるので本場の味が楽しめるらしい。ということで、四川省北京事務所併設のレストランへ。二人で合計175元。2010年の対中国元レートは1元が約13円だったので、2千数百円。


そら豆の四川風炒め。
豚肉のスペアリブ揚げ。
この麻婆豆腐を含め、中国・香港や台湾で何度麻婆豆腐を食べても美味しいのに出会わない。東京神田の中国人コックさんがいる四川料理の店が、今のところ筆者的には一番美味しく感じる。
黒酢と辣油の麺。酢がちょっと苦手なので、この麺は完食できなかった。
「辣子鶏」、小さく切った鶏肉を揚げたものに、大量の唐辛子などと炒めた四川料理の代表格。埋もれた鶏肉だけを探しながら食べる。メニューの写真は小皿の様に見えたが、実際は直径30cmの大皿でびっくり。


2日目、午前は万里の長城に行って、晩ごはんは北京ダックを食べるというベタでステレオタイプな観光。結論から言おう。万里の長城に行くなら冬はやめておいた方がいい。極寒すぎた。色彩もイマイチで写真写りが良くない。北京ダックは最高に美味しかった。

万里の長城は東西6000キロ以上でとても長いのだが、そのうち北京郊外の八達嶺長城が観光向けによく整備されている。その八達嶺長城は鉄道やバスで行けるが、我々はバスがあまり好きではないので鉄道で行く。


長城の最寄り駅である八達嶺(パーダーリン)までの切符。窓口に並んで買った。
乗車時間にならないとホームに入れないのが中国式。
北京北駅発、延慶行き長城号。
1時間くらいで車窓から長城が見えてきた。この後、八達嶺駅で下車し、15分位歩いて長城の入り口となる。
長城の入場料は40元まあまあ急な所もあって、いい運動にはなる。
冬のメリットは観光客が少ない事くらいか。
極寒のため、あそこまで行くのは断念。
寒いので、下りはロープウェイで。料金は片道40元。

北京に戻ってきて、晩ごはんはお待ちかねの北京ダックだ。今まで中国や香港や台湾でも鴨料理を食べたが、ここのがダントツで美味しかった。お会計は二人で336元、4千数百円。

前菜、鴨の舌のゼリー寄せ。
ゼリー寄せのアップ。
骨付き肉と青菜の炒め。
何のスープか忘れた。
北京で食べる本場の北京ダック!タレも薄餅も美味しい。
今のところ人生で一番美味しい北京ダック。

最終日、市内を少し散歩して、その後空港まで移動しそれぞれの便で帰国した。

まだ現役でがんばっているトロリーバス。
廃車間近とみられる長江サイドカー。
練炭、燃やして暖房等に使う。これがPM2.5の元凶の一つ。


以上、北京旅行でした。

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