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2018年台湾自転車ツーリング:極東アジア公道最高地点3275m、武嶺ヒルクライム

身の程をわきまえずに、大きなものに挑戦するも早々に敗退。標高でいうと2600m辺りから峠の頂上まで、ほぼ自転車押し歩き状態となり、実質的にハイキングとなってしまった。それでも自転車と一緒に峠まで登ったので、記事タイトルは嘘ではないはず。

この台湾の武嶺という場所は、日頃から自転車ヒルクライムのトレーニングをしている人でないと、最後まで自転車を漕いで完登できない、そういう場所なのである。


10月中旬、特典航空券でエバー航空札幌⇔台北直行便を利用した。桃園空港から台中までバスで移動。さらに台中でバスを乗り換え出発地点となる南投県埔里(プーリ)に夜到着した。翌朝から自転車旅のスタートだ。

1日目、埔里からスタート。標高は約400m。

宿を出てすぐの所で食堂発見。
朝ご飯をしっかり食べる。
埔里市街を出るころ、「台湾地理中心」の碑があった。
23kmくらいで仁愛郷霧社に到着。ここまでは急登はないので普通に来れた。
ななめ左へ行く。ここからが本当の山道になっていく。
高原の観光地「清境農場」、放牧の羊がいたりする。また周囲には観光施設が多く賑わっている。
標高2000m越えのセブン・イレブン。だんだんと休む時間のほうが多くなってくる。
暗くなる前に、やっと予約しておいた宿に着いた。標高は2100mくらい。
数少ない食堂。この清境エリアはなぜか「雲南料理」と看板を出している店が多い。中国の雲南と関係あるのかは不明。
通常の台湾の中華料理とは違う味つけだった。



2日目、清境エリア北端にある宿をスタート。

このあたりからもう漕いだり歩いたりになってくる。
完全にあきらめ。自転車を押してひたすら歩く。
まだあと200m高度を上げなければならない。涼しいのと景色がいいことだけが救い。
やっと峠が見えてきた。
極東アジア公道の最高地点「武嶺」3275m。この時決めました。二度と自転車でこういう事はしないと。

だいたいこうなると初めからうすうす気づいてはいたが、それにしてもきつい登りだった。達成感はそれほど無いし、かといって高い志で挑んだわけでもないので悔しいという感情も全く無い。とにかく「もうやらない」という事だけは固く心に決めたのであった。

峠の反対側、梨山方面の景色。
この日の宿は武陵農場。



3日目、自転車はここで終了。宿泊した武陵農場のホテル近くから宜蘭(イーラン)行きのバスが出ているので、自転車を輪行袋にしまいバスに乗車する。

ホテルから少し行った所にバス乗り場がある。
宜蘭駅近くで降りる。下界は暑い。
自転車を駅構内に置き、昼ご飯を食べに行く。駅近くの裏通り、地元の人が出入りする食堂発見。
今回の台湾で一番美味しかったご飯。魯肉飯とサバビー団子のスープと味玉子。
宜蘭から鉄道で桃園まで移動。駅近くの宿に宿泊。夜は観光夜市で色々買い食いが楽しい。


最終日、早朝桃園空港まで移動し帰国。帰路は札幌直行のエバー航空ビジネスクラス。

前菜と鶏のスープ。美味しかった。
メインは鼎泰豐の小籠包、せいろで出てきた。
デザートは中華まんじゅう。エバー航空のビジネスクラス機内食はレベルが高い。

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