順調に体重を増やしつつ、台中から台北、そして香港へと食い倒れの道のりは続く。
中には期待外れもあったが、掘り出し物も見つかった。
「すごい美味しい、絶品、自信を持って太鼓判」には★★★を、「美味しい、おすすめ、行く価値あり」には★★、「はずれはない、迷ったらここ」は★としてみました。あと、「まあ普通、悪くはない、ちょっとイマイチ」なところは記事にしてません。判断は我々個人の味覚によるのは言わずもがなです。
前回同様、時系列(旅の日程順)ではなく、おすすめ順に紹介していきます。
★★★雙月
先入観は怖い。この店の料理画像をグーグルマップで見た時、「創作料理か」とちょっと逡巡した。料理人のこだわりが強く、万人受けを敢えてねらわない。たまにある、そういう店かと思ったのだが、違っていた。グーグルマップの評価の投稿人数はかなり多く台湾の人に絶賛されていたのだ。店の前に来ると、行列ができていた。
ゴマの風味がするこの麺料理は、今まで食べた事がない新しいもので、しかもとても美味しかった。一度食べただけでは、言葉では表現しにくい。ぜひ食べてみて欲しい。「愛恨椒芝麺」、先入観を覆す台北の新台湾料理だ。NT$70。
下記3品と飲み物で、日本円で約2,000円。台北で新しい味を開拓したいなら、ここはおすすめです。すぐ近くにも同じ店があるので、混み具合をみてそっちに行ってもいいかもしれない。
★★★福臨門
今まであまり行く機会のなかった高級中華料理。今回、中華料理の本拠地である香港ワンチャイにある老舗高級店「福臨門」で広東料理を堪能した。ドレスコードはないが革靴に履き替え、ジャケットを着て行った。高級店へのリスペクトと静かな矜持でもある。日本で予約をしていたので、すぐにテーブルに案内された。まだコロナの影響が残っているせいか、店内はすいていた。
メニューの選び方は大事だ。中華料理にもお作法がある。厚みのあるメニューには、日本語も併記されているので幾分難易度は下がる。なんとなくそれっぽい感じで注文してみた。前菜、野菜料理、肉料理、主食、点心(デザート)それとポットのお茶。
どの料理も上質で深い味わいで、広東料理の真髄を少しだけ知ることができてとても良かった。
お会計は、二人お腹いっぱい食べてHK$1459 約24,400円。
★★Tiffin at Grand Hyatt Hong Kong
「アフタヌーンティー」ってやつです。私は初めてです。もう完全アウエーです。なんでもイギリス貴族のお茶会なんだそうです。私はてっきり秋葉原のメイドカフェ的なやつかと思ってました。
お菓子の3段のプレートは、下から順に食べいくのがルールらしくて、シツジみたいな人が見張っていて上から食べた場合はお菓子全部没収らしい(ウソ)。縦長の写真が二人分のセット。本日はこのために、昼ごはんを抜いてきたのでサクサク進んでいく。特に最上段のお菓子は、中華風なデザインで仕上げてあっておもしろい。この3段セットの他に、アイス食べ放題やその場で焼いてくれるワッフルもあって、色々と食べる事ができる。
どのお菓子も細かく丁寧に作ってあって美味しかった。お会計一人分は、HK$405 約6,700円。
★豊禾台式小館
お手軽で美味しい台湾料理の店。夜に行ったら満席で、15分くらい待った。2人用のセットメニューは6品選べてNT$1080 約4,000円。
4人用、6人用セットもあるので、大勢でいけば色々食べられて楽しそうだ。
★冠京華
比較的安い値段で小籠包が食べられることで有名な、日本人にもよく知られた店。
小籠包、鶏のスープ、青菜炒め、チャーハン、ビールでNT$700 でお釣りが来る安さ。
★再興燒臘飯店
香港でよく見かけるタイプの小さな店だが、ミシュランの星を獲得したこともある有名店。コロナの影響で持ち帰りのみの営業であった。残念。もちろん弁当でも悪くなかったが。
一切観光することなく、ただただ食べ歩きに徹した台湾・香港であった。
私は4kgの体重増加に成功した。
コメント