アルゼンチン2(1):アメリカ大陸最南端の町、ウシュアイアに到達

セロ・ソンブレロ〜リオ・グランデ〜ウシュアイア。2区間470km。

12月30日(火曜):天気予報通り朝から雨だ。雨具と防寒装備で出発する。南米の南端あたりまで来ると、チリとアルゼンチンを出たり入ったりする。この日も100km位先に国境がある。

1日や2日で国が変わると面倒くさいことがけっこうある。チリとアルゼンチンの場合だと、当然だけどまず通貨が違う。もういちいち日本円に換算しない。安い高いを気にしてもしょうが無いのである。それからネットの電波が違うので、eSIMの切り替えが必要になる。あと電気のコンセントの形も違う。

チリの出国手続きは10分かからず終了した。無人地帯を数km走るとアルゼンチンの国境検査場になる。例によってパスポートにスタンプは押されないが、バイクの一時輸入書類の作成があるため、アルゼンチン入国は30分かかった。チリもアルゼンチンもこれまでどの国境でも手続きはスムーズで、キルギスやウズベキスタンとの格の違いを見て取れる。

チリの国境検査場。建物の中は暖房が効いていて暖かい。


南米の南端あたりまで来ると、形がとんがってきて東西の幅がだんだんと狭くなってくる。数日前のプエルト・ナタレスが太平洋側のフィヨルドだったのに、この日アルゼンチンに入って少し走ったら大西洋が見えてきた。

この日の宿泊はリオ・グランデという町、到着する頃には雨は上がっていた。

1泊65USドル、朝食付き。
Wi-Fi強め・専用バスルーム・路駐・暖房強め


本日の走行距離:212km


12月31日(水曜):2025年の大晦日だ。天気は快晴、風は中くらい、気温は一桁。少し早めにホテルを出る。一路南へ、最後の南下である。どうやら目指していたところは近いようです。


しばらく左手に大西洋を見ながら走る。


エンジンは快調、追い風に乗り調子よく走っていた。ふとメーターを見たらスピード表示は「ゼロ」、距離も動いていない。あれ、どうした?メーターの接触不良か。走りながら表示を切替えてみる。電圧も回転数も表示される。スピードと距離だけ動いていない。メーターは異常なしっぽい。ケーブルが切れたか。

数10km先のガソリンスタンドで休憩がてらチェックすると、案の定スピードメーターケーブルが切れていた。走行に支障はないけれど、距離が分からないのは気持ちが悪い。ネットが繋がればGoogleマップで見れば確認できるが…。

ブエノスアイレスあたりでケーブル探してみるか。でもCD125Tに使えそうなのを見つけるのは、きっと無理な気がする。


ウシュアイアまで残り100kmを過ぎると、低い山の方へ入っていく。アンデス山脈の末端だろうか。

気温はさらに低くなってきた。手袋を二重にする。
この峠を越えるとウシュアイアはもうじき。


そしてついにアメリカ大陸最南端の町ウシュアイアに到達。そのまま町を通過してアルゼンチン国道3号線の行き止まりまで進む。

ウシュアイア市街入口。

市街を通過すると国道3号線は狭く未舗装となる。少し行くと国立公園のゲートが現れ入場料約3400円を払う。


ファイターズの応援タオルがここでも大活躍。周りの人にもいつも受ける。
これより先、道はもう無い。世界の南の終点である。
アラスカまで約18000kmか…。


ここより反転し北上の旅が始まる。アラスカまでちゃんと行けるのか。


最南端というユニークな土地で年越しを過ごすので、少々奮発してお高いホテルで2泊する。そして汚れたライディングジャケット類をクリーニングに出し、また自分で洗える衣類はホテルの部屋で洗濯をする。新しい気分で新しい年を迎えるために。

1泊約163USドル、朝食付き。
Wi-Fi強め・専用バスルーム・地下駐車場。


本日の走行距離:258km

バイクを受け取ったバルパライソから3800km


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コメント

コメント一覧 (2件)

  • いつも楽しみに見ています。
    お正月はCD125Tを組み立てて過ごしています。

    メーターケーブル破損。
    自転車用の非接触のサイクルメーターなんか入手できると良いですね。

    • おサルさま

      コメントありがとうございます。

      確かに自転車用のメーターという手がありますね。ブエノスアイレスで探してみます。

      TED

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