ジョージア(6):ゴリ〜クタイシ〜黒海(バトゥミ)、 298km2区間

9月7日(日曜):ジョージアの西側地方は、山容や畑の風景が日本と似ていて、道路ではトンネルも多くなりますます親近感が湧いてくる。この日の目的地はクタイシ。特に観光の目玉はないが、2泊する。

町に入り、宿があるはずの場所まで来てみるも、看板や表札などが無い。それでもGoogleマップで宿や映り込む近所の家の写真を確認すると、多分あっている場所だ。門を開けて中に入ってみるが誰もいない。所々毛の抜けた痩せ気味の犬が繋がれずに留守番をしているだけである。どうなっているのだろう。まさかの廃業?

ただ筆者の到着はかなり早かった。チェックイン開始の14時には1時間以上ある。結局1時間待った頃、スタッフがどこからともなく歩いてきて、無事部屋に案内された。バイクも敷地内に入れてもらえた。


一風変わった宿だった。人気がせず、外観は荒れている。
一方部屋は綺麗でよく管理されている。備品もちゃんとしていた。1泊78ラリ(約4,300円)。


クタイシはただの中間地点とあまり期待はしていなかった。ところがこの町で望外のB級グルメ体験ができた。まずはジョージア定番グルメのヒンカリ。この旅でロシア〜中央アジア〜ジョージアと餡を皮で包んで茹でた、似たような食べ物を何度も口にしてきたが、ここのがベスト。ダントツで美味かった。


摘んで持ち上げると、プルプルして重量感がある。薄い皮を破くと中からは肉汁がドバっと。すかさず汁をすする。最高!
小さな土器?に入っている豆のスープ。豆がたっぷりの、香草の効いた甘くないお汁粉の感じ。
昼間からヒンカリをつまみに、ビールを飲む客で賑わっていた。


本日の走行距離:147km


9月8日(月曜):ここクタイシには2泊するので、この日は軽く街歩きをする。といっても、観光っぽいモノはない。市場でも行ってみる。そしてまた市場の中で美味いものに出会えた。


現役で普通に利用されている市場。
お菓子。写真を撮っていたら一切れ試食させてくれた。何かのナッツを甘くコーティングしてある。
多分伝統的なジョージアのチーズ。


雑多な市場の中に小さな食堂があった。やはりここでも筆者のような無職のおじさん連中がビールを飲んでいる。

すごく幸せな時間が漂っている店だ。
「カバビ」挽き肉の串焼き。トマトソースをたっぷりかけて食べる。そりゃビールに合うさ。
市場を眺めながら肉を頬張る。旅冥利に尽きる。


さらに彷徨ってみると、コーヒー豆屋さんがあった。マシンも置いてあったのでコーヒーを注文する。

ほんっとに久しぶりに美味しいコーヒーを飲めた。ロシアも中央アジアも紅茶文化だったし、コーヒー派の筆者にしてみればまさに随喜の涙、干天の慈雨とはこのことである。

夕方もう一回買いに行った。


晩ご飯は「カオソーイ」、タイ料理です。ジョージアのさほど有名でもない町に、なぜこんなにもタイと同じ味を出す店があるのか。

最後、日本風にどんぶりを両手で持ってスープを飲み干した。
札幌や江別にも来て欲しい。


9月9日(火曜):黒海はカスピ海と違いれっきとした海である。ジョージアの西のへりは黒海に突き当たる。いよいよヨーロッパ圏内だ。


一番上のアイキャッチ画像と右のは、この日の朝途中で通り過ぎた小さな町のパン屋さんを写したもの。

交差点を右折した時、丁度目に止まった。朝ご飯を探していたので、バイクを寄せて少し見ていたら、次々に買いに来る人が。筆者もバイクを降りて、一個買い求めた。代金を渡したおじさんの手は白い粉まみれだった。

もうバツグンに美味いパンだった。その場で完食。おじさんに美味かったと伝えたら、少しはにかんだような笑顔が印象的だった。


走っていると、これから向かう側は曇っている。黒海に近づくにつれ、少し雨も降り出してきた。空は濃いグレイの雲。そして、大きく緩いカーブを抜けたら黒海が見えた。


トルコ国境に近い港町バトゥミに向かう。
初黒海。イスタンブールに着くまで数日間、黒海を右に見ながらのツーリングとなる。


バトゥミには2泊の予定。トルコ国境まで20kmに満たない場所だ。

1泊99ラリ、ちょっと高いかな。バイクは敷地内に駐車。
Wi-Fi強め、専用バスルーム。


本日の走行距離:151km


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