2006年韓国・全羅南道自転車ツーリング(2):初の海外自転車旅、いよいよスタート

前回でも書いたが、自転車は趣味ではないので日本ではほとんどツーリング等の経験はなかった。この黄色いランドナーという自転車を買って初めて、何回か北海道内で長距離を走ってみただけである。

平均時速15km/hで4時間走れれば60km、6時間走れば90km移動できる計算になる。登り坂の連続や向かい風でなければ、平均15km/hはなんとかできそうだった。

理論的にはそういう事ではあるが、実際やってみないとなんとも言えない。ということで、自転車をかついでやって来たのは、韓国・全羅南道のスンチョン。まだ少し寒い2月17日、ここから自転車ツーリングの旅は始まる。

慣れていないので、組み立てる手順があいまいで要領よくいかない。ハンドルやサドルの高さや角度の固定に四苦八苦し、ブレーキワイヤの取り回しやバッグの取り付けに手間取る。

なんとか走れる状態にしたので、駅前で記念撮影をする。
遠回りになるが、干潟が広がるスンチョン湾湿地の近くを通ってみる。
遅い昼ごはん、うなぎ定食。味はまあまあ。

2006年頃は、グーグルマップなんかはないので、韓国の道路地図を買ってそれを見ながら走っていく。ハングルは読めるので、特に困ることはない。

ツーリング1日目の宿泊地は、前年に訪れた楽安邑城民俗村。宿も同じ所。スンチョン駅からは約35kmであった。

ツーリング2日目(2月18日)、この日は経験したことのない長距離を走るため朝早くに出発した。前日走った道を少し戻り、ボルギョという小さな町から2号線に入る。しばらく道なりだ。

国道2号線を行く。5%の登り坂でもけっこう厳しい。
途中ポソンという田舎の町で昼ごはん休憩。写真右を歩くの女子学生2人の着こなしが、なんかダサいぞ。
ソルロンタン、冷えた体にしみる。エネルギー充填、先はまだ長い。
韓国の国道2号線は、釜山と木浦(モッポ)を結んでいる。
こういう道だと、路肩が広くて走りやすい。
だいぶ来た、この日の目的地までもう一息。
2号線をはずれ左折、半島を南下する道を行く。目的地マリャンの表示が出てきた。
海沿いを走る。手前は干潟。日暮れ前に到着できそうだ。

約90kmを走りきり、予定通りマリャンという小さな漁港の町に着いた。トラブルもなく、なんとか走る事ができた。

翌日は2つの島を経由して、朝鮮半島の最南端へ向かう。

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