2008年ヨルダン・シリア・レバノン 自転車ツーリング(1):世界で最も低い土地、死海へ

ANA SFC 修行と検索をしてみてください。その意味や意義や方法について書いた幾多の情報がネット空間に散らばっています。ANA SFC 会員になること、それは海外旅行や飛行機旅が好きな人たちにとっては魅惑のお誘い。

不肖筆者、2008年にANA SFC 修行僧となることを決意し、半年以上に及ぶ苦行の果てに、この中東旅行をもって晴れて解脱となるのでした。

海外旅行好きなみなさま、ANAでもJALでもどちらでもいい、ぜひ航空会社のマイレージプログラムの上級会員資格の獲得に挑戦してくみてださい。今からでも全然遅くはない。LCCとは全く別の世界が、あなたの前に広がります。


さて、「シリア」なんてきな臭い国名が登場するこの中東旅行、でもこの2008年当時は問題なかった。シリアで内戦が始まるのは、2011年の「アラブの春」以降であるからだ。

「トルコの南からエジプト一帯、その辺りが一番おもしろかったね」と、昔どこかで出会った、ツワモノ風の先輩バックパッカーが言っていた。そこは肥沃な三日月地帯の西側で、世界史が始まる土地だ

10月14日から24日の日程で、海外旅行の行き先おすすめナンバー1、中東3か国を自転車で走ってきた。

航空券は、ヨルダン・アンマン IN 、レバノン・ベイルート OUT でルフトハンザのオープンジョーで発券。ヨルダンのシリア国境付近からシリアのダマスカスまでは、セルビス(乗り合いタクシー)で移動。それ以外のルートは全て自転車ツーリングだ。

いつも通り自転車は箱に入れておく。出発前に壊れたらツーリングにならないので。
中部セントレア国際空港から出国、まずはルフトハンザでフランクフルトへ。
出発前の時点で、スターアライアンスのシルバーだったので、フランクフルトではラウンジを使えた。

フランクフルトでさらにヨルダン・アンマン行きのルフトハンザ便に乗り換え。深夜アンマン郊外のクイーン・アリア国際空港に到着した。

深夜着のため、空港到着ロビーで野宿。
自転車を組立て、早朝クイーン・アリア空港を出発。
空港を出てすぐ、鉄道と交差するが、この鉄道使ってるのか不明。
進路を西にとる。
まずはマダバへ。
マダバの街にある、ギリシャ正教の聖ジョージ教会。
ここのメインは「床のモザイク」なので、教会自体は普通の教会とかわらないらしい。
床にある、1300年以上前のモザイク。エルサレムの地図。


マダバ市内で昼ごはんにする。この街を出ると死海のホテルに着くまで何も補給できないので、しっかり食べる。食事は人生初のアラブ料理。

パンの左上のは、ひよこ豆のコロッケ。その左下のは、ホンモス(ひよこ豆のペースト)、真ん中にオリーブオイルとひよこ豆がある。パンにつけて食べる。飲み物は紅茶。美味しくいただきました。


食後、茶色の風景が延々続く道を行く。しばらく走ると、目の前が開けた。眼下にあるのは死海だ。海抜約マイナス400mで世界で最も低い地形、塩分濃度が濃すぎるため生物は生存できない。まさにネーミングに相応しい場所である。

ヨルダンの砂漠地帯を行く。
死海が見えた。海沿いの道路も見える。ここから一気に下っていく。
反対側にうっすらと見える陸地はイスラエル。


この日の宿であるが、死海周辺には筆者が好むような安宿はなく、仕方なく高級リゾートホテルを予約するしかなかった。たしか1泊3万円以上した記憶がある。

ホテルの施設に入るには、ゲートがあり係の人がチェックをする、そんなセキュリティー付きの高級感に、なんともバツが悪い。なにしろ自転車ですからね。係の人も完全に疑いの目で私を見る。それでも予約表には、どうやら私の名前がしっかりと記載があったようで通してくれた。

モーベンピック ホテルは、スイスの高級ホテルチェーンである。
お城か要塞といった感じの建物。当然一番安い部屋をとった。
死海対岸はイスラエル、日が沈むと街の灯りが見える。


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