前年の台湾ヒルクライムで能力以上の無理なコース設定をした結果、自滅ツーリングになったので今回はゆるい旅程で臨んでみた。自転車での走行距離を抑えるために鉄道併用を多用しよう。スリランカの鉄道はまあまあ国土を網羅しているので、上手に使えば効果的な手段である。また優等列車は日本からでも予約が可能。今回予約はスリランカの現地旅行会社の「ヤートラトラベルズ」さんにお願いした。
2日目(1月23日)、コロンボからキャンディ方面に行く列車を予約しておいた。その鉄道チケットは上記のヤートラトラベルズさんがホテルに届けておいてくれた。コロンボ駅に近い安宿を、まだ暗い早朝チェックアウトし自転車の入った箱をズルズルと引きずり気味にひぃひぃ言いながら運ぶ。そのまま駅に入り、プラットホームに待機中の目的の列車に乗り込む。
最初の目的地はピンナワラにある「象の孤児院」。鉄道での最寄り駅はランブッカナ、ここで箱をばらし自転車を組み立てる。
駅から「象の孤児院」までは約4kmなのですぐに到着。入場料金3000ルピーを払う。これは外国人料金、日本円では約1500円。ここには、いろんな理由で保護された子象が100頭前後いて、観光客は餌やり体験ができたり、近くの川で水浴びをする象たちを見たりできる。
スリランカに行くならここはオススメです。
2時間くらい「象の孤児院」でゆっくりした後、午後の暑い日差しの中、約50km先の宿泊予定のキャンディへ走り出す。1月の北海道から気温30℃超えのスリランカは、どうしたって自転車ツーリングはへこたれる。途中の大したことない山越えも足が動かなく、見かけたツクツクに自転車も載せてもらい、キャンディ手前までズルワープをした。
3日目(1月24日)、スリランカ中央部の山がちな部分を越えて東側へ行く。目的地はマヒヤンガナという町で特に何かがあるわけではない。その次の目的地のポロンナルワへの中間地点なので、宿泊のための移動である。
キャンディから東へとA26 という道を走り、すこしづつ登り坂になっていく。大した高度差でないけれど、なにしろ暑い。やはりどこへ行っても休みながらの走行で、つくづく脚力の無さに呆れるばかりである。
翌日は北へ向かう。
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