ベトナム航空ビジネスクラス搭乗記:ICN→HAN→SAI/SAI→HAN→ICN の計4フライトとシェムリアップ新空港情報

画像引用元:ベトナム航空

航空券は基本的に日本発券よりソウル発券の方が安い。また行き先によっては東京や大阪発着より使い勝手がいいこともあるので、ソウルまで特典航空券を使う組み合わせも筆者がよく使う手だ。今回はハノイ旅行ということで、条件をいろいろ変えて探してみた。するとインチョン↔ハノイ単純往復より、なぜかシェムリアップを加えた方が安くなる航空券が出た。それが今回利用したハノイ経由のインチョン↔シェムリアップ往復のベトナム航空ビジネスクラスである。

昨今の円安基調の為替レートで、日本人には不利な金額で国際線航空券を買わなければならないが、このソウル発券のベトナム航空ビジネスクラスは、サーチャージ・税他全て込みで97,350円という破格な金額で出てきたので即購入。

デメリットがひとつ、ベトナム航空はスターアライアンスメンバーではないので、ANAマイルに積算できないこと。仮に日本発着の便なら積算できる特例があるので、そこは残念だが目先の支払い金額が全然違うので今回ばかりは諦めた。

目次

第1区間:インチョンからハノイ

3月7日(木曜)、日本からインチョンまでは特典航空券でアシアナ航空を利用。荷物はスルーでハノイまで行かないので、一旦韓国に入国し、荷物をピックアップする。そのまま3階出国フロアーへ移動しチェックイン手続きを行う。続いて保安検査だが、インチョン空港には優先レーンが無い。ビジネスクラスの客や、ましてファーストクラスの客でさえも、LCC客と同じ保安検査場というのはいただけない。激混みの検査を出て次はイミグレ、数十分前に入国したばかりでもう出国。ラウンジに向かう。


便名VN 415
フライト区間ソウル・インチョンICN → ハノイ・ノイバイHAN
フライトスケジュールICN 18:05 発→HAN 21:05 着
機材A350-900
発券クラス(D) ソウル発着のためANAマイルへ積算不可
ビジネスクラス搭乗 leg 数21 leg 目


ベトナム航空は「スカイチーム」アライアンスに加盟しているので、ラウンジは大韓航空と同じ。
スカイチームのラウンジは初だが、スターアライアンスのラウンジと大きな差があるわけではない。
食べ物なども問題なく充実している。
時間になったので搭乗口へ移動。ハノイ行きのA350−900が準備中。
運命の分かれ道、左のゲートから機内へ。
アブレスト1−2−1でスタッガード配列。席に付くとすぐにおしぼりが配られる。
ウエルカムドリンクはシャンパンをオーダー。
約5時間のフライトを過ごす席。
飲み物はベトナム航空スペシャルの「Beloved HUE」というカクテルを注文。そしておつまみ。
前菜、いずれも美味しい。左の何もないお皿はパン待ち。何種類かあるパンをカゴから選ぶと置いてもらえる。
メインの鴨肉。韓国ヤンニョム風の味付け。
そしてデザート。左はアイスクリーム、あとはチーズとかお菓子をもらった。お腹いっぱいでフルーツには手がでなかった。


ビジネスクラス席はほぼ満席、快適なフライトで定刻より少し遅れてハノイ・ノイバイ空港に到着。なぜか沖止めでターミナルまでバス移動。でも長いターミナルを歩くよりそっちの方が楽かもしれない。


第2区間:ハノイからシェムリアップ

3月12日(火曜)、ベトナム・ハノイからカンボジアのシェムリアップへ移動。ハノイ旧市街からノイバイ空港までは車で45分くらい。ホテルでgrabで行こうか見ていたら、ホテルの人がgrabより安く行ってあげるというので、せっかくなのでその話しに乗ることにした。ちなみにgrabだと小型車で約25万ドン、ホテルの知り合いの車だと22万ドンで行くと言われた。お釣りが出ないように22万ドンを用意し、最後空港で渡したらすんなり受け取った。乗り物系の料金はいろいろ面倒が発生する一つなので、全然普通だったのでかえって拍子抜け。


便名VN 837
フライト区間ハノイ・ノイバイHAN → シェムリアップSAI
フライトスケジュールHAN 15:05 発→SAI 16:55 着
機材A321
発券クラス(C) ソウル発着のためANAマイルへ積算不可
ビジネスクラス搭乗 leg 数22 leg 目


ノイバイ国際空港出発ターミナル。
ベトナム航空ビジネスクラスのチェックインカウンター。
出国手続き後、ロータスラウンジへ。
昼過ぎのこの時間帯はガラガラだった。
すぐ横にキッチンがあり、わりとまめに食べ物の補充をしていた。
むこうから、アシアナ、エミレーツ、シンガポールそしてベトナム航空。いい景色だ。
時間になったので搭乗口へ移動。シェムリアップ行きとなるA321。
単通路なのでアブレスト2−2で4列、計16席のビジネスクラス。
短距離便なので、ワンプレートでの機内食。けっこういい内容、左はパン待ちのお皿。食べなかったけど。


2時間弱でシェムリアップ新空港に到着。2023年10月オープンしたばかり。IATAの空港コードも従来のREPからSAIに変更になった。チケット購入後、ベトナム航空からもこのコード変更に伴うチケットの再発行のお知らせも来た。できたての新空港は外の作業エリアやターミナル内のあちこちに中国語簡体字の表記が目につき、中国の金で完成したのが火を見るより明らか。

働く人が見えない、がらんとした新空港。
アライバルビザを30USドルで買い、入国手続き後ターミナルの外に出る。
お迎えの人は最小限。タクシーの客引きなんかは一切なく、ややつまらない。今回はお迎えを予約しているのですぐに市内へと向かう。


第3区間:シェムリアップからハノイ

3月14日(木曜)、帰路はハノイ乗り継ぎでインチョンまで行く。


便名VN 836
フライト区間シェムリアップSAI → ハノイ・ノイバイHAN
フライトスケジュールSAI 17:55 発→HAN 19:50 着
機材A321
発券クラス(C) ソウル発着のためANAマイルへ積算不可
ビジネスクラス搭乗 leg 数23 leg 目



新空港外観、シェムリアップ市内から1時間はかかる。
ターミナル出発階だけど、誰もいないぞ。
チェックインカウンターは4ゾーン。売店が1か所あるのみで商品の品揃えはしょぼい。
ベトナム航空カウンターで手続き。
ラウンジのインビテーションカードをもらった。
出国完了後のエリア
ラウンジはここ1か所のみ。ビジネスクラスの乗客が利用できる。また1人35USドル支払えば、だれでも利用できるようである。
エアコンもちゃんと効いていて具合が良い。
食べ物や飲み物は思いの外種類が多く、問題ない。


折り返しになる飛行機が遅れて到着したので、出発もそれなりに遅延。約1時間遅れで機内に案内された。帰路のA321はビジネスクラス席はアブレスト2−2が2列で計8席、そのうち5人が日本人だった。エコノミー席の方も多くの日本人のツアー客がいて、アンコール観光も復活してきているようだ。


第4区間:ハノイからインチョン

ハノイはトランジット、ラウンジで一休みの後搭乗口へ向かう。


便名VN 416
フライト区間ハノイ・ノイバイHAN → ソウル・インチョンICN
フライトスケジュールHAN 23:35 発→SAI 05:30 着
機材B787
発券クラス(D) ソウル発着のためANAマイルへ積算不可
ビジネスクラス搭乗 leg 数24 leg 目


ヘリンボーン式の配列。中央天井には荷物入れがないので、開放感を感じる。
往路の機材だったA350より内装が新しい。
電動でフルフラットになるシート。深夜便なので足を伸ばして寝ることができるので助かる。
シャンパンを1杯飲んだら眠たくなってきた。
前菜、手前のお皿の料理だけ食べる。
メインは魚、スズキかな。昼やもう少し早い時間ならもっと美味しくたべられた。フルーツとパンは省略した。デザートは出なかったかな。寝てしまったのかも。



インチョン空港にはまだ暗い早朝に到着。快適なベトナム航空ビジネスクラスのフライトだった。

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