バイク買っちゃった(旅の途中なのに)

ヤマハのSRX600、1992年式。「ヨーロッパを旅行中、見つけた中古を思わず買ってしまった」ではない。日本で買って登録も日本国内である。

9月(もちろん今年2025年)ジョージアやトルコを走っていた頃、他人のバイクを見ながら自分も普通のバイクが欲しくなってきた。帰国後に乗る用のやつだ。CD125Tは今の旅で使っているけれど、そうでなくバイク仲間と普通に走れるそこそこ排気量のあるバイク、ツーリングで常識的に楽しめるバイクが欲しくなった。

令和のバイク、いいと思うのはいくつかある。でもなんか違う。

平成後期のバイク、ピンと来ない。

筆者が若かった頃、いいなあと思っていたバイク達。今では法外な値段が付けられている。買う気がしないし、上手に乗れるという、のんきな自信も無い。

旅先のベッドの上で、ネットのバイク画像を眺めながら、また異国の道路を走りながらあれこれ思った。あのバイクが頭に現れ、そして消え、また次のバイクが出てきては消え…。

そんな日が2週間以上も続いたある時、SRX600が筆者の脳内に降りてきた。

「SRX600、いいじゃないか」

早速ネットで中古バイク情報を探し、そして都内のバイク屋さんに1台良さそうなのがあるのを見つけた。

数日考えた。金はある。旅費を削ればいい。旅行の日程を数ヶ月短縮すればいい。バイクもクルマも中古車購入はタイミング。特に年式の古い車両は、次の機会は無いかもしれない。買う理由ばかり浮かんでくる。

都内に住む、大学時代のバイク仲間に「ちょっと見てきて」とLINEに書いた。「良さそうだったぞ、ホントに買うのか」と返事がきた。即答した。「買っといて」と数時間後にその友達の口座に送金した。

筆者は日本を出る時に住民票を抜いてきている。つまり日本国内に住所が無いため、一切の公的な登録が出来ない。当然バイクのナンバーも取れない。筆者が完全帰国するまで、一時的に旧友にオーナーになってもらうしか方法がない。

こうして、世界旅行をしている最中にバイクを買うという、夢のようなお買い物をしたのである。


そして1ヶ月半が過ぎた先日、我がバイクは納車された(友達に)。

今は足立ナンバー、筆者帰国後は名義変更をして札幌ナンバーになる。
608cc空冷単気筒、ビッグシングルは筆者も初めて。
ワンオーナー車で4万4千キロ。車検は満タン。


さてと、私は自分のバイクにいつ乗れるのだろう…。

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