海老天丼やお刺身定食、五目あんかけ焼きそばにカツカレー。ホッケの開きに麻婆豆腐。ご飯がすすむおかずの数々。だし巻き卵に鶏のから揚げ、無限に広がる惣菜メニュー。更に更に日本が誇るコンビニスイーツ、プリンもシュークリームも豆大福もいつだって買える。
どれも美味しい。間違いなく美味しい。我が国はいつからこんなに美味しい国になったのだろう。
しかーし、それと引き換えにやれメタボだ、中性脂肪だ、脂肪肝だと健康に煽られまくる。
やはりそうなると、ダイエットするしかなさそうだ。
ダイエット、永遠のテーマですね。ちょっと検索するだけで、怪しいものから、ツラそうなものや、お金ばっかりかかりそうなものまで情報がワンサカ溢れて出て来る。いったい何を信じればいいのやら。
そこで筆者が自信を持ってオススメするのが、海外旅行ダイエットである。
なんてったって旅行しながら痩せられるので、一石二鳥でしかない。しかもメリットしかないときたら、やらない方がむしろ損とすら言える。
誰でもできる。性別や年齢やスポーツ歴など一切関係なく痩せられる、魔法みたいな方法である。つらい運動なんか全然必要無し。フラフラと旅行しているだけで自動的に体重が減っていくという夢のダイエット法なのである。私実際に旅先で見てますから、長期旅行しているバックパッカーにメタボの人なんかいないのを。自分だってそうだった。
一つだけ注意があるとしたら、短期の旅行では効果が出ない事で、例えば3泊4日の台湾旅行だったりすると、これは逆効果、体重を増やしてしまうだけ。
やるとしたら最低でも半年以上の旅行に出ましょう。イヤそんな暇は無い、けれどどうしてもすぐに結果が欲しいという欲張りな人は、それならせめて1ヶ月程度はインドに滞在しましょう。何もしなくても普通にしているだけで確実に数kg痩せられる。
なぜそんなに簡単に痩せられるのか、そのメカニズムを解説したいと思う。
海外旅行に出ると、とんかつ定食などの慣れ親しんだ物を食べられなくなる。知らない味に挑戦する日々が始まるのである。もちろんその国には美味しくて自分の口に合う料理はある。
いろいろ調べて食べに行って、好きになった味にも慣れたころには次の国に移動だ。着いた国でも同じように、何か美味しいご飯がないか探して歩く。リピートできそうな食堂を発見しても、そろそろ次の国に移動。
これを繰り返していくうちに、だんだんとB級グルメ探索モチベーションは下がっていく。ホテルから徒歩圏内に美味しい食堂がなくても諦めるようになる。日本みたいにコンビニがあるわけでもないので、おやつのチャンスも減っていく。
時には疲れからお腹を壊し、数日間水とコーラだけなんて事もある。
ただでさえ異国の文化の中を歩くストレスが蓄積し、新しい味にも興味が薄れていく事もある。また辺境の地域やアフリカなんかだと、さらに少食傾向に拍車がかかり、バックパッカーらしい姿へと変身していくに違いない。
こうして日本で一生懸命蓄えたカロリーは次第に減るばかりとなり、体重は自分の望み通りの数値へとみるみるうちに落ちていくのである。やったね!
オプションとして、イスラム教の国に行けばビールなんか絶対飲めないので、勝手に糖質オフにもなる。神様ありがとう。
これが今、世間で大評判の海外旅行ダイエットの基本的な中身なのです。簡単で運動も不要だし何の制限も無い。筋肉量とか代謝とか体脂肪率とかのムズカシイ事はテレビの中だけのお話しだ。
昔若かった頃のスリムな体型に戻れるんだ。会社の健康診断で「メタボ気味ですね」と言われたあの日、近所のクリニックでCT画像を見せられ「脂肪肝気味ですね」と言われたあの日、あの屈辱の瞬間を無かった事にできる。
出発してしまえばこっちのもん、痩せたも同然。今のうちに好きなものをいっぱい食べておこう。
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