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原付2種125ccバイクって精神的に最強だと思う

バイク界には、好むと好まざるとにかかわらず排気量ヒエラルキーがある。

大型バイクはエライ(スゴイ、カッコイイ)という、あれだ。私は否定しない。

原付から中型免許、そして限定解除というバイク免許制度の試練を経て来た私の世代、多くの人がより上のバイクに憧れ、ナナハンや逆輸入車を追い求めていた。そんな世代なのだ。私は17才で原付に乗り始め、40年以上ほとんど途切れることなくバイクと過ごしてきた。もちろんその間、いろんなバイクに乗ってきた。


さて、自分が60才近くになってみると、バイクを(大型バイクを)まともに走らせるのに必要な体力や動体視力や判断が衰えているのを自覚するようになってきている。別に大型バイクだからといって、速く走らせる必然性は無いわけだが、なんとなくそうもいかない。

しかし、どうせゆっくり走るくらいなら大型バイクに固執する必要も無い。今まで散々ナナハンやリッターバイクに乗ってきたので、いまさらという気持ちも強い。

そのあたりは、せっかくだからとクラス上位のバイクを選びがちな、所謂リターンライダーとか定年組ライダーとは違うかな。

さて、私はこのCD125Tで世界一周に行くという特別な事情があるので、ここ数年原付2種1台体制でやっているが、これが実に気楽でいいという事がわかった。

その1:出せるスピードの上限が低いので、「抜いたり抜かれたり」から解放される。

見方を変えると、それなりのバイクに乗るなら、そのポテンシャルを試さなくて何の意味があるのかとも思う。(この個人の見解は、交通道徳的には危険思想だが、現実の道路上ではありふれている)

その2:ツーリング先などバイクが集まる所で、大型バイクや外国車の中にいても全く引け目や負い目を感じない。

むしろヨタヨタしながら立派なバイクを動かしているおじさんライダーを見たりすると、気の毒に感じてしまう。「買えるけど操れないんだなぁ」と。(ホントはちょっぴり羨ましい)

その3:フェリー料金とか維持費とか、お財布に優しい。

では世界一周ツーリングに於いても125ccの気楽さと最強さがいかんなく発揮できたのか、いずれ旅の終盤あたりで総括したいと思う。

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