これは、北海道の過酷な冬からバイクを守るため、建築とは無縁の筆者がゼロからバイクガレージを自作した、日曜大工の挑戦の記録である。
2018年初夏、作業開始。設計図なんかは無い。知識がないので、そもそも書けない。出来上がりのイメージが、ぼんやり頭にあるだけだ。仕事の休みの日を使っての作業なので、時間がかかる。
家の敷地を眺め、「だいたいこの辺」にしようと決めたあたりの雑草抜きと整地をする。
目次
基礎作り
基礎作りの工程の写真も撮ったんだけど、どこかでミスって4次元空間に消えてしまった。
四隅に杭を打ち、束石を埋める穴を掘る。水遣り(透明のチューブに水を入れ水平を取る)をして、四隅に水平を出す。水糸を張り、できるだけ正確に長方形を作っておく。
穴に割栗石を入れ突き固め、水平になるように束石を埋める。文字で起こすと簡単だけど、基礎が一番大変な作業だった。
束柱と根太組み
束石の羽子板に束柱をコーススレッドで打ち込み固定する。木材の上下に防腐剤を塗っておく。
2×6材を束柱に固定していく。ここが第一の関門で、正確に直角と水平になっていないと、最終的に小屋にはならないので、かなり頑張る。
床板敷き
床板は24mm厚の合板を5枚使用。サイズ910×1820mmで、4枚は切らずにそのまま敷く。平面の寸法は、これで分かる。2730mmの正方形でした。
壁面の組み立て
小屋本体の建て方は、柱や梁の要らない2×4(ツーバイフォー)工法で建てていく。この工法のメリットは難しい技術が要らないこと。また、床・壁・屋根が構造体になるので頑丈になる。
なお部材の結合は基本的に全てコーススレッド(90・75・51・38mm)を使い分けて打ち込んでいく。
次回後編は、屋根〜完成です。
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