タイ(8):バンコク近郊、アンパワーの水上集落地区で1日を過ごす

8月13日(日曜)、メークロンで1泊したあとアンパワーという水上マーケットの村があるので行ってみた。メークロン市場の鉄道見学はバンコクからの日帰りの範囲内でもあるし、アンパワーは車で15分程度の近距離であることから、メークロンとセットで日帰り観光をしてしまう若干忙しいパターンもあるようだ。

全く忙しくない私は、メークロン1泊、アンパワー1泊のスーパースロー旅を敢行した。

メークロンからアンパワー行きは、青いトラックの乗合いを利用する。場所は、地図で示したセブンイレブンの横。料金は10バーツ。乗客が集まるまでは出ないので、しばらく待つ。

アンパワーまでは15分くらいだ。

宿のチェックインにはまだ早いので、少しぶらぶらする。

いい感じの水上集落だ。建物の川に面した側には、通路が作られていて両側とも人が歩けるようになっている。



この川(運河)に面している食べ物やさんやお土産屋さんは多いのだが、宿は少ない。宿泊してまでの観光地ではないとの評価なのだろうか。

泊まってのんびりすると、けっこう良かった。珍しい光景もみれたので。

向こう岸から見た宿の全景。


宿のテラスに座り、川を眺めていた。実は、この板の間のテラスの下も、向こう岸の通路の下も石が積んであって、よく見えないが川岸になっている。

向こう岸の通路の下、暗くなっている所で何か動くものが目の端に見えた。犬が何かを鋭く追い立てた。一瞬の事ではっきり分からなかったが、犬に追われたその何かは、川に飛び込んだ。「ワニ?タイにワニって、いたっけか?」

30分くらい待ってたら、その生き物が水中から悠然と現れた。


体格のいい大きなトカゲだった。全長2メートル以上はあった。


午後激しく雨が降り始めた。することもないので、ただ眺めていた。
2時間くらいで雨は止んだ。夕方になり灯りが灯る。
船のスクリューが水面を叩くと、淡い光が波間に揺れて美しい。


この川、宿の人が教えてくれたのだが、海の干満の影響を受けて水量が変化する。1メートルは変化しているように見える。午後は東から西へ流れ水は増えていき、午前は逆パターン。

翌朝6時頃、お坊さんが手漕ぎの小舟で托鉢にやって来た。水上托鉢はタイでも珍しいそうだ。宿に泊まっていたタイの人がお供えを渡すと、お坊さんは1分ほど経をとなえていた。

水上マーケットは観光用のアクティビティかと思っていたら、実際に生活の一部になっていた。

アンパワー滞在、思いがけずいろんなものを見ることができた1日であった。

アンパワーからバンコクに戻るのは、一旦メークロンまで行き、メークロンのバスターミナルからミニバス利用となる。自分が行きたい場所を言えば、近くで降ろしてくれて、そこからは自力で移動。1時間半くらいで運賃は70バーツ。

コメント

コメントする

This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

目次