タイ(3):高級保養地ホアヒンで、「旅先の贅沢」に二の足を踏む、低予算タイプの自分がちょっと悲しい

8月7日(月曜)、旅の日程も残り3分の1(2週間)をきった。

土曜日から滞在中のホアヒン、「タイ王室の古くからある保養地」なので、南部ハジャイとは全然違う雰囲気がする。街の様子が、がつがつしていない。路上のゴミも少ない。オネエ的な人もいない。


目的があってこの地にやって来た訳では無い。最終地バンコクまでのどこか途中の街に立ち寄りたかっただけなので、ホアヒンの観光情報などは真剣には調べてはいなかった。

宿は1泊600バーツ 約2400円の安宿。ホアヒン駅から徒歩10分程度。けっこう居心地の良い、バックパッカー向けの宿である。

看板猫のラティさん。
朝ごはんなんかは別料金で色々作ってくれる。


宿の前の路地から通りに出ると、毎晩18時くらいからナイトマーケットが始まる。そしてこの通りに面してシーフードレストランが何軒も連なり、海鮮類を店の前に並べ観光客に声をかけている。テーブルを囲み、ロブスターをほじくって美味しそうな観光客の顔がなんだか羨ましいゾ。

そぞろ歩く観光客の中に日本人はいない。
「北海道で海鮮は散々食ってるしな」と負け惜しみ全開で写真だけ撮る。
私はといえば、屋台の60バーツのパッタイだ。これはこれで美味い。


ホアヒンは海辺のリゾート地なので、せっかくなので海まで歩いていみる。20分くらいだ。

5分もいれば満足して、20分かけてもと来た道を戻る。


体に馴染んでしまった旅のスタイルはいまさら変えようもなく、朝昼晩はライスの上におかずがのっかった60バーツの地元タイ料理の食堂に決めてしまう。また、「魅惑の南国トロピカルなんとかフラペチーノ」的なコールドドリンクなんかは、飲んでみたいと少しも思わないので、ホットコーヒーでゆっくりできるお気に入りの小さなカフェに行くことになる。

そういう変わり映えの全くしない数日を、高級保養地で過ごす自分が少し悲しい。

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