悲報!マネパカード終了
この旅行の出発前の6月中旬のある日、マネーパートナーズFX証券からメールで「重要」付きのお知らせが来た。
「マネパカードは6月で終了します」って書いてある。ここのところよくある詐欺メールかなと思い、ためしにマネパのHPを見てみたら…出てる。マジなやつだった。
世界一周のお金の持ち方
世界一周に限らず海外旅行での「お金の持ち方」は、いつも大切な部分だ。昔は、国内で作ったトラベラーズチェックを、行った国の銀行でその国の通貨に両替していた。懐かしいですね。
T/C廃止以降は、日本円現金を持ちだして、旅先の銀行や両替屋などで外貨に替えるのが一般的だったかな。
最近では、海外のATMから外貨を引き出すのがごく当たり前のことになっている。
世界一周バージョンの「お金の持ち方」については、私もそのうち書いてみようと思っていたのだが、今回予期せぬ機会が来てしまったので少し書いてみる。
複数のクレジットカードをそれぞれに役割を分担させ使っていくのは、アクシデント回避の意味からも重要。私もすでにメインのカード複数枚やサブのカード複数枚は決めて持っているのだが、そのうちの第二メインがマネパカードだった。
このカードの利点は、画像にある説明の通りなのだが、その他にFX(foreign exchange 外国為替取引)口座からチャージできるという大きなアドバンテージがあった。
私の場合2019年夏にマネパにFX口座を作り、円高時期に米ドル・円と豪ドル・円の通貨ペアで外貨を買っておいた。そのまま塩漬けにして、必要な時に現受け(買ったときの約定レートで外貨を受け取れる)をし、マネパカードにチャージして使うという作戦であった。特にレバレッジはかけず、保有しているだけの状態。
つまり仮に日本円で全てを貯めておいて場合、未来の為替相場が円安なら損をする気分になる。「あの時(円高の時)ドルを買っておけば良かった。orz」となるのが癪に障るのである。もちろん未来の為替相場が円高なら、それはそれで別にいい。これが筆者が、FX口座を作った理由である。
塩漬け外貨を決済、利益確定
ということなのだが、コロナやらロシアやら何かのせいで円は安いままで、私のFXはかなり運用益が出てしまっている。
そこに突然マネパカードの終了の案内がきた。塩漬けにしておいた外貨は、他の銀行の外貨口座に移さないと使えなくなってしまった。別に移してもいいのだが、いっそのこと決済をして日本円に戻し、利益確定をすることにした。
また、この2023年6月下旬は、ドル/円が前回(2022年9月)為替介入ポイントの145円に近づくタイミングであったので、けっこう良いレートで決済ができた。
運用益は、約3年間でスワップポイント(金利みたいなもの)を入れて、約140%にもなっていた。
再度、第二メインカード作りに走る
これでマネパFX口座から私の外貨はなくなったので、早急に第二メインのカード選びに移る。まだ会社に籍があるうちにクレジットカードを作ろう。
いろいろ調べると、アコムのマスターカードが海外のキャッシングではけっこうお得らしい。
アコムってあのアコム。消費者金融の。まあサラ金だ。大丈夫かいな?
でも先人のブログ等では、イチオシの人もいる。海外ATMの引き出し手数料が無料らしい。これはデカい。
そしてネットバンキングでその日に返済すれば、ほぼ金利もつかないらしい。これもデカい。
第二メインのカードにするかはともかく「使えそう」な感じがするので、いっちょ作ってみてこの海外旅行で試してみよう。
ネットである程度記入しておけば、「むじんくん」で即日30分程度でカードが発行できるらしい。
自宅からバイクで5分程度の所に「むじんくん」があった。「行け」ということだろう。
「は・じ・め・ての・アコム♬」と小声で唱えながら、いざ「むじんくん」へ。でも悪いことしてないのに、何故かキョロキョロしてしまう。何か人を後ろめたくさせる謎のオーラがただよっているんだよな。
結局、45分くらいでアコムマスターカードは発行された。以下使用の実際だ。
韓国・インドネシア・マレーシア・タイのATMでキャッシング
適当に選んだATM全てで外貨を引き出すことができたので、おそらく世界中で使えそうな予感がする。
また、操作の途中でATM画面に手数料がかかると表示されるが、実際にはかかっていないのは、アコムの利用明細で確認できる。下記3ヶ国の他、韓国も同様。
この海外キャッシング=アコム借金をネット上で、ネットバンキングのペイジー経由で当日中に返済すれば、金利も発生しない。もちろんペイジー利用も無料だ。
結論:合格!
アコムマスターカードを第二メインカードにする。
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