ホンダCD125T:メーターを多機能デジタルメーターACEWELL6000シリーズに交換した

CD125Tのカスタムで、メーターの交換をネットでよく見かける。大きな四角いメーターがカッコ悪いので、すっきりした丸いタイプに換えてビンテージ風にしちゃおうというもの。気持ちは分かるし、確かに狙い通りになると思う。

私がやったメーター交換はドレスアップ目的ではなく、走行中のバイクの情報をもっと知りたかったからだ。

ということで、選んだのは台湾のメーカーACEWELLの6000シリーズ。タコメーターが9千回転のやつ。筆者、昭和オジサンなので、タコメーターが針式なのがやはりいい。

画像引用元:ACEWELL

すごい高機能なんだけど、使えない機能もいくつかある。

ガソリンの残量を測るセンサーはCD125Tのタンクに無いので、燃料計は表示されない。空冷エンジンなので水温計も無し。まぁ、全く問題無しだ。

2021年初夏に交換作業をした。元のメーターアッシーの、チョークレバーやイグニッションがある部分とメーターを、先ず2つに分離する。アルミなので、金属ノコで地道に切る。一旦切ったら元には絶対戻せないので、覚悟が必要。


次は新しいメーター本体を具合よく設置させなけらればならない。これがけっこう頭の体操だった。金属板をハンドルバーのクランプボルトと共締めにし、高さを出すためにスペーサーを使って固定。少しでも振動軽減になるように、ゴム板をかませてある。


配線の取り付けは更に難儀した。新しいメーターはカプラー類の種類が多く、サイズの大きいものもあり、ライトケースの中に収まらない。

仕方ないので、はみ出た配線とカプラー類を小さめのタッパーに入れ防水処理をし、ライト下に作ってあった物置きスペースにバンドでゆるく固定した。

ライト自体が小さく、この容積では最新のメーター配線のカプラー類は収まらない。
ライト下から引き出した配線やカプラーを、プラ容器に入れ防水処理をし、ビニール袋で被せておく。
さらにやや厚めのスタッフバッグに入れておく。2年以上トラブルは発生していない。

エンジン回転数は、パルス線をプラグコードに数周巻き付けパルスを拾い、タコメーターに。速度は既存の機械式をセンサーで電子式に変換するアダプターを介して、デジタル表示される。外気温センサーは地味な所に固定した。

全ての作業が終了し、試運転をする。ギヤポジションの設定がやや面倒だが、なんとか終了。


バイクいじりは楽しいね。しかもただ改造してるんじゃないんですよ。これって世界一周ツーリングの準備ですからね。

悪戦苦闘のあと、ベンリィに新しいメーターが付いた。イグニッションをオンにすると、一度針が「9千回転」の位置まで上がり、各種インジケーターを一度点灯させスイープして戻ってくる。なんか最新な感じがしてカッコいい。

元々CD125Tにはタコメーターが無かったので、針式のメーターでエンジン回転数が分かるようになったのは具合がいい。バッテリーやレギュレーターの調子が分かるので、電圧計も重宝している。トリップメーターが2つあるのもいい。1つは1日の走行距離、2つ目は燃費計算用の走行距離なんて使い方もできる。

ギヤポジションは反応が遅いので、いまいちな時もある。しかも最初の設定がけっこう面倒だった。ただバッテリーを外しても、その設定は覚えている。時計だけはバッテリーを外す度に12:00に戻るのでやや面倒くさい。

電圧計
トリップメーター1
トリップメーター2
時計
外気温
オドメーター

総合的には非常に使い勝手のよいメーターで、ちょっと古いバイクでオリジナルにこだわらない人には、オススメのモディファイだと思う。

最後に作業上の重要ポイントを一つ。元のメーターの走行距離を引き継ぎたい時、その作業は失敗ができません。1回きりです。くれぐれも焦らずに慎重に入力してください。

以上CD125T、新しいメーターに交換の巻でした。

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