バリ島・東ジャワ(12):インドネシア旅行最終、スラバヤからさらば

変なダジャレみたいなタイトルをご容赦いただきたい。昭和おじさんが思い付くのは、だいたいこんな感じである。

「スラバヤ」ここに来るまで随分と時間がかかった。今回の自転車ツーリングの話ではない。

私の頭の記憶にかなり長い間「スラバヤ」という響きが残されていた。1980年代はじめ、まだ学生であった頃、私は「松任谷由実」の曲を繰り返し聞いていた。アルバムの一つに『水の中のASIAへ』という作品がある。その中に『スラバヤ通りの妹へ』という曲があった。実際にはジャカルタのスラバヤ通りの事ではあるのだが、スラバヤという地名は長い間、私の記憶の断片から剥がれ落ちないでいた。

なので、ただなんとなく行ってみたかったのだ。確かめたい何かがある訳でもない、ただ漠とした理由からスラバヤをインドネシア最終地点にしてみたかったのだ。


プロボリンゴ駅、朝8時過ぎの列車に乗る。
縦長のレシート的なのが3日前に買った予約券で、駅の端末に予約番号を打ち込むと乗車券が吐き出される。
整備されていてきれいなプラットホームである。
反対方向へ行く列車の機関車の運転士。
2等客室、空いていた。天井のエアコンが家庭用みたいで面白い。
車内販売が来たので、コーヒーを買った。


車窓から見えるのは既に見慣れた景色で、流れていく風景を横目に、文庫本を読んだりコーヒーを飲んだりして、列車がレールをきざむリズムがなんとも心地よい。

9時半を過ぎる頃列車はスラバヤ郊外まで来たようで、高層の建物が見えてくる。デンパサール以降ずっと田舎の風景であったので新鮮だ。そして定刻通りにスラバヤ・グベン駅に到着した。

スラバヤ・グベン
駅西出口
乗ってきた列車。2等3両、3等4両の編成だったかな。

特に予定はないので、駅から徒歩10分に所にインドネシア海軍の潜水艦が展示してあるので行ってみた。

入場料は、Rp.15,000
萌える
萌える
ただただ萌える。


この潜水艦の横に、ショッピングモールがあるので昼ごはんを食べに行く。

吉野家が入っていた。日本食が恋しいとかではなく、日本の代表的なチェーン店が海外でどんな風な感じか、ちょっと興味が湧いてきた。

ファミレス的な立ち位置のようだ。
牛丼の味は日本とほぼ同じ。横のフライ系のやつは日本の冷凍食品と同じ。
私が食べたのは、セット品で約630円。

この日の宿は、空港近くにしたのでショッピングモールからはかなり遠い。

今まで使ったことのない、ライドシェア「Grab」を初めて試してみることにした。

予め日本でGrabアプリのインストールとクレジットカード情報の入力をしておいた。

ものは試しだやってみよう。アプリを開き、行きたい場所をポイントし、車種を選んで「Book」をポチッとすれば、やって来る車両のナンバーと地図上の現在位置が表示される。

3分たたないうちにやって来た。ホテルまで何の問題なく乗せて行ってくれた。料金はクレジット払い。



明日はマレーシア入国。

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