マレーシア(7):マレーシアからタイへ、国境の駅「パダン・ベサール」で鉄道を乗り継ぎハジャイへ

8月2日(水曜)、イポー発パダン・べサール行き特急列車、チケットはオンラインで購入済RM130 約3900円(ビジネスクラス)。

マレーシアの鉄道は、長距離線のチケットはオンラインで予約・支払いが完結でき、これがまた簡単である。乗りたい列車の内容と必要な個人情報、クレジットカード番号等を入力すれば、自分のメールアドレスにQRコード付きのチケットが送信される。

当日改札で、スマホでQRコードチケットを駅員に見せ、スキャンしてもらえばそれで乗車できる。紙に印刷する必要もなく楽だ。


朝のイポー駅。9:44発、9272列車に乗る。
6両編成の内、1両がビジネスクラス(1等)、アブレストは2−1なので余裕がある。
席に付くと、アテンダントが飲み物のオーダーを聞きにきたので、コーヒーをリクエスト。すぐに軽食と一緒に持ってきた。無料。
軽食のサーブから30分もたたないうちに、今度は弁当が配られた。しばらく時間をおいてから食べた。これも無料。
13時過ぎ、約20分遅れで終着パダン・べサールに到着。非常に快適な乗車時間だった。
改札は2階にあって、タイ入国組も全員ここで一旦改札から出る。
改札を出ると、待合室や簡単な食堂がある。SIMカード屋やハジャイへのバス便の客集めなどで賑やか。
タイとの時差は1時間。
ハジャイ行きのチケットは、15時(マレーシア時間)にならないと開かない。マレーシア通貨でも購入可RM8。
タイの入国カードは、待合室のSIMカード屋が束で持っているので、言えばくれる。
ハジャイ行きの切符をゲット。ここからひたすら待つ。
ジョークではない。ホントに臭い。

パダン・べサール発、ハジャイ行きの列車。発車時刻が15:40(タイ時間)と切符に印刷されている。それならマレーシア出国手続きとタイ入国手続きがあるんだから、30分前には動きがあるだろうという考えは甘かった。

結局このゲートが開くまで1時間半以上待った。発車予定時刻の15:40頃ゲートオープン。1階に下りて、マレーシア出国。
次は隣合う場所でタイ入国手続き。その後ハジャイ行きが待つプラットホームへ。
昭和30年代のような客車も連結されていた。発車は、16時半くらいとなった。
5両編成でディーゼル機関車が引く。
本来のマレーシア/タイ国境を通過。
タイ側のパダン・べサール駅にも停車した。


「カチャカチャ」と遥か昔に聞いた記憶のある音が近づいて来た。そら耳ではなかった。乗務員が車内検札にまわって来たのだ。検札パンチをリズムよく鳴らし、一枚一枚QRコードのあるチケットにハサミを入れていた。

マレーシアの快適な特急から、客車の窓全開でディーゼルの煙も匂う、ローカル列車への乗り継ぎは、国境を使って時を戻したようなおもしろさがあった。

ハジャイには定刻より1時間遅れの17:30頃到着。駅前ショッピングモールのロビンソンでタイバーツのキャッシングとSIMカードを購入し、これから3ヶ国目のタイ旅行の開始である。

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