ホンダCD125T:ワンオフ製作の専用パニアフレームとスペシャル・ラゲージキャリア 前編

BMWのお下がりのパニアケースをベンリィ(CD125Tのサブネーム)に活かすには、ケースを車体に固定するフレームを用意しなければならない。CD125T用のパニアフレームなんて、ツアラテックの商品リストに当然ある筈もなく、どこかでワンオフで作ってもらわなければならないという一択だ。色々調べるうち、千歳市のバイク屋「ミッション」さんにたどり着いた。

当方の要望を伝え、ケースを持ち込み、そしてでき上がったのがこちら。2020年の春であった。溶接の跡が妖しく残る。第1回目の完成なので、フレーム前側に三角の補強が無い。この後、補強を作ってもらい最終の完成となった。

この状態でケースを付けて揺すると、ややグラグラする。


三角の補強が追加され、車体にボルト止めができる加工がされた。ケースをつけ揺すってもびくともしなくなった。
ケースを支える枠の部分にも補強がされている。赤い筒状のものは、タイで買ったバイクの書類入れ。特に意味はない。
左右をつなぐ鉄板も強度をつける重要なパーツ。右側はタイヤ脱着のための「逃がし」をつけてもらった。

非常に完成度が高く、強度も申し分ない。塗装は自分で作業、ミッチャクロンを下塗りしてブラック塗装で仕上げた。

少しずつベンリィがアドベンチャー仕様となっていく。

4年経つとサビもだいぶ発生してきているが、敢えてそのままにしてある。そのうち記事にするが、「カネのにおいがしない」貧乏くさい見た目が重要なのだ。


パニアケースのフレームへの固定方法である。

まず下の2つの黒いパーツをフレームにはめ込みむ。
上の2つの黒いパーツをフレームに合わせたら、シルバーのアルミ板をくるっと回してフレームに固定する。
ケース内側シルバーの丸いパーツを時計回りに回していけばピッタリと固定になる。白いプラの袋ナットが一応緩み止めである。本番では通常の金属ナットで超緩み止めにする予定。


マフラーぎりぎりにケースが位置するので低重心となる。
誰もがあこがれる荷台部分のツライチ状態。


後編は、キャンプ用品を積むためのスペシャルオーダーのキャリアについて。

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