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1986年中国・パキスタン・インド・ネパール
1986年中国・パキスタン・インド・ネパールの旅⑧:カシュガルから更にその先へ
大阪→上海の客船鑑真号の切符は、西新宿の秀インターナショナル(今のHIS)で手配したのだが、当時秀のオフィスの客用スペースの壁には、バックパッカー向けに各国の旅行情報が掲示されていたと思う。先人が残した数少ない貴重な体験の手書きの物もあった... -
1986年中国・パキスタン・インド・ネパール
1986年中国・パキスタン・インド・ネパールの旅⑦:カシュガルへの過酷なバス旅
今(2023年)試しにGoogleマップで、トルファンからカシュガルまでの経路を検索してみたら、所要時間14時間強で到着と出た。ありえん。 1986年当時バスでトルファンからカシュガルまで実際に必要だった時間は、半日+2泊3日であったので、相当便利になっ... -
1986年中国・パキスタン・インド・ネパール
1986年中国・パキスタン・インド・ネパールの旅⑥:オアシス都市トルファン
時計を見ると20時半、もうじきウイグル民族音楽のショーが始まる。 楽器の奏者たちは弦の響きを合わせている。一方、華やかな衣装のウイグル女子たちは、舞台の裏でキャッキャ、キャッキャしている。 トルファン賓館中庭、葡萄棚の下の小さなステージで、... -
1986年中国・パキスタン・インド・ネパール
1986年中国・パキスタン・インド・ネパールの旅⑤:中国トイレ事情、ひり出す勇気はあるか
ウルムチの街を散歩してみる。通りの反対側は大きなバザールのようだ。人ごみとざわめきにつられて、中に入ってみた。民族衣装を想わせる小さな飾りのある服を吊るしている店や刺繍のある帽子の店。生活雑貨の店、食べ物屋が軒を連ねる。 さらに奥へと進ん... -
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1986年中国・パキスタン・インド・ネパールの旅④:列車はいよいよ西域へ
上海を出て3日目の午後。写真は甘粛省武威-張掖の間。列車は、祁連山脈とゴビ砂漠に挟まれた細長い河西回廊を行く。長い客車を牽引するのは蒸気機関車。 夜には酒泉、嘉峪関、玉門と停車し、そこから先はいよいよ西域となる。 軟臥コンパートメントの内... -
1986年中国・パキスタン・インド・ネパール
1986年中国・パキスタン・インド・ネパールの旅③:中国、旅の不快指数強国
上海発烏魯木斉(ウルムチ)行 第52/53次特快 走行距離4079km 乗車時間3泊4日 この長距離列車に乗るその前にちょっと毒を吐いておく。 中国旅行って外国人旅行者には厳しいリアルな中国との対峙があり、それを乗り越えるための強さとしたたかさを持たな... -
1986年中国・パキスタン・インド・ネパール
1986年中国・パキスタン・インド・ネパールの旅②:上海の夜に揺れて
大阪を出て3日目の朝、船は上海の入り口付近を進んでいた。初めて見た中国の景色は、まだまだ社会主義強化キャンペーンまっ最中のようで、横書き縦書きのスローガンの赤い幕が、そこら中の建物にぶら下げてあった。 鑑真号は黄浦江を遡って行き、そろそろ... -
1986年中国・パキスタン・インド・ネパール
1986年中国・パキスタン・インド・ネパールの旅① :鑑真号で上海へ
がんじんごう、漢字で書くと鑑真号。日本と中国を結ぶ国際航路の船名だ。 写真はその船首部分で、場所は大阪港国際フェリーターミナル。左から2人目が私、ほかの3人は大学のバイク仲間で、私を見送るために一緒に大阪までやってきた。 彼らは、今でも付... -
バイクの準備
世界一周バイクをBMW R100からホンダCD125Tに変更した理由
2019年春まではBMWで世界を旅するつもりでいた。 2013年あたりから、少しずつ電気系の改良と積載性の改造を始めていた。R100トラッドからR100偽アドベンチャーへと、私のバイクはすっかり変身した。各地ツーリングに行って、それなりに満足していた。 ある... -
旅やバイクの話しあれこれ
「夏色のナンシー」:あの問題について広く共有したい
『夏色のナンシー』1983年の早見優のヒット曲だ。ハワイ出身だという彼女が、ブラウン管(テレビはまだまだブラウン管の時代)の中で見せる肌は、いつも日に焼けた色で、他のアイドルとは少し違った印象で勝負していたようだ。 またこの曲のサビの前で歌う... -
1986年タイ・マレーシア・シンガポール
1986年人生初の海外旅行 タイ・マレーシア・シンガポール 後編
この初めての海外旅行の様子を写した写真が、どこかにあったはずなのだが、どんなに探しても見つからない。たいしていい写真でもないのだが、何か書く時の参考にはなったろうに。 その代わり、しょぼいメモと読むに耐えない痛い日記的な文が数ページ残って... -
1986年タイ・マレーシア・シンガポール
1986年人生初の海外旅行 タイ・マレーシア・シンガポール 前編
「4日ごとにブログを更新」などと言って大見得切ってはみたものの、(それなりに下書きは書き溜めているのだが)バイクの装備や旅の準備記事だけで出発までの2年間ブログが維持できるとも思えない。こうなれば以前行った海外旅行の記録を小出しにすると... -
バイクの準備
限定解除世代の筆者が、歴代所有バイクを公開
原付から中型免許、そして限定解除というバイク免許制度の試練を経て来た私の世代、多くの人がより上のバイクに憧れ、ナナハンや逆輸入車を追い求めていた。若い頃はそんな時代の真っ只中にいた。私は17才で原付に乗り始め、40年以上ほとんど途切れること... -
ブログ運営
ブログ記事は4日ごとの更新が目標!
世界一周への旅立ちは2025年3月を予定していて、突発的な何かや延期を示唆する不運な何かに見舞われない限りは、まずはそこが《準備編》のゴールであり、同時に世界一周本編のスタートでもある。 そして本編突入後は、電波事情がゆるす限りブログは2〜3日... -
旅の準備
海外旅行にはイングリッシュネームが便利
20代前半に何度か香港に行った事がある。スターフェリーの乗り場近くの雑居ビルに旅行会社が入っていて、航空券の手配などで利用した記憶がある。「またヨロシクね」なんて女性スタッフから渡された名刺には、アマンダ・リンとかキャンディ・チャンとか書... -
ブログ運営
ブログ始めました
かなり昔の写真で恐縮です。マカオ行き高速船の上、背景は香港島ビクトリア・ハーバー。 みなさま、はじめまして。 筆者のTEDと申します。 この度、バイクで世界一周ツーリングをするにあたり、ブログを開設いたしました。 先ずは《準備編》でスタートし、...